市川稔の米(マイ)情報

輸入小麦価格値上げから

日本は食用小麦の約9割を輸入に頼っています

米はご存じのように余って余って減反につぐ減反

飼料用など主食用以外の米作ると多額の交付金もらえます

直接払いだけで3千300億円くらい

日本は小麦に関して自由貿易でなく、政府が輸入して製粉会社などに売り渡しています

代行する商社の手数料

政府は買い付け価格に上乗せして売却します

それを「マークアップ」と言いますが、上限45,2円/kg

小麦の輸入は概ね500万トン前後

(国産、主食用の米消費量は700万トン切りました)

500万トン×45,200円/t およそ2260億円

これが農水省が使える金だ

食管黒字というもの


12年半ぶり高値という

2021年10月から製粉会社に売り渡す価格を1トン6万1820円(5銘柄加重平均)とする

㎏にすれば61円82銭

輸入価格は㎏20数円か


製粉会社の小麦在庫は3か月分くらいあるので製品値上げは年明けくらいからか

国産の米に比べていかに安いかということ

うどん、パスタ、乾麺のそばにも輸入小麦、パン、などなど

完成品の輸入パスタ、イタリア(原料小麦は輸入)製など安いスーパーでは1㎏200円以下で販売している

小麦粉製品が国産の米と比べて安いこともありじわじわとシェアが動いている



中国の2020年1月~5月の小麦輸入量は231万tだったが、2021年同時期では459万tと約2倍となっている

コンテナ運賃はコロナ前の6倍というのもあるそうだ

中国とアメリカ往復

日本をスルーするのでつかまらない

運賃べらぼうのこと言われると貿易会社の人が言っていた


食料安全保障も自民党総裁選でも言及している

スーパーに行けば食料あふれて安売り競争している

輸入小麦にすっかり依存していること忘れてはならない


【食料高騰】輸入小麦 売渡価格19%値上げ 上げ幅過去2番目


農水省







https://www.cao.go.jp/sasshin/kisei-seido/meeting/2012/togi/agri/121129/item1.pdf

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