市川稔の米(マイ)情報

小売はどうなる?

小売りはいつの時代も価格競争、品揃え、接客などで変化を余儀なくされている。

アメリカで開発された「チェーンストア理論」がアメリカを日本を凌駕した。

しかし、今やチェーンストア時代は終わりという見方が多い。

そして、各地にショッピングモールが出来ました。

駅近く、郊外も。


小生の会社は東京の南西部のはずれに位置する町田市にある。

地図をみると分かりますが、隣接は神奈川県であり、神奈川県の中に町田市がある位置関係。

その証拠に、小田急線、横浜線、東急田園都市線も神奈川県の駅と隣接している。

小田急線町田駅の下り線隣は「相模大野」という駅です。

小田急小田原線(終点は箱根湯本)と小田急江ノ島線(終点は片瀬江ノ島)が乗り入れる駅でもあります。

相模大野は相模原市にあり、相模原市は合併したこともあり人口72万人を要する政令指定都市でもあります。

相模大野駅前には伊勢丹相模原店がありますが、今年9月で閉店になります。
(近くの伊勢丹府中店も同時期閉店)

両店とも、売上のピークは1996年(府中店は1996年オープンだからオープン年が一番の売上でその後毎年下がっていた)20年以上赤字が続いていた。


相模大野には小田急電鉄が運営する「相模大野ステーションスクエア」があり、デッキでつながっているところに、
野村不動産が運営している「ボーノ相模大野」という施設があります。

このどちらからもかつて「おむすび屋」の出店依頼がありました。

どちらもテナントの経営はかなり難しい。


このような記事が・・・


ボーノ相模大野の「6F・レストラン街」1店舗を残し、残りは今月で一斉閉店へ


ビル全体が大変厳しい状況になっています。

地域としても厳しい状況です。

小田急町田駅と相模大野駅は約2分のところ。

町田駅周辺には大型店がたくさんあります。

町田駅、小田急とJR合計乗降客数は1日51万人にもなります。

かつては百貨店4店+マルイがありました。

百貨店は小田急百貨店1店舗だけになりました。

その小田急百貨店町田店も大リニューアル敢行。

地下食品売り場と最上階9階食堂街除き全面改修。
(デパ地下だけで総売上の三分の一あったそうだ)

自社では1F、2Fを化粧品売り場だけみたいにし、他のフロアはビッグカメラ、無印良品などに入ってもらい。

今や、百貨店ではなくなりました。


弊社も小田急百貨店町田店の中でおむすび屋頑張りましたが、将来を見て閉店しました。


郊外百貨店、ショッピングセンター、郊外ショッピングモール、どこも大変です。



ニトリ、無印良品、ユニクロのように、製造まで関わるSPAと呼ばれる業態の店がなんとか。

それも、自社でネット通販に力入れています。



Amazon筆頭に、ECの台頭、ネット通販がじわじわとシェア増やしている。


アメリカは一人当たりの小売業売場面積が日本の4倍近くあり。

猛烈な勢いでSCの閉鎖が続いています。
ハンパないです!


日本もアメリカほどではないが、人口減少ということもありオーバーストア状態は続き。

閉店余儀なくされるところが続出すると思われる。




小売業の栄枯盛衰。



これは永遠のテーマでもあります。

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