市川稔の米(マイ)情報

米の消費量

研修会ではいろいろなことを学びました。

今日はそのひとつを紹介します。

一緒に考えて戴ければ有難いです。

日本国内の一人当たり米消費量は昭和35年(1960年)あたりがピークで白米換算で年間118kgくらい食べた。
戦後ベビービーム団塊の世代が食べ盛りの年頃になって行く。
半世紀前と比較して半分になったことは分かる。
食事情が現代とは比較にならないほど違いますから。

米消費量推移(一人一年あたり)


小生が気になるのは最近20年で年間にして約10kgも減っていること。

現状は年間一人当たり60kg切るくらいまで下がった。

この20年で日本人の平均年齢は上昇しました。

人口は2005年あたりがピークなのでその後は減少に転じた。

一人当たりが減り人口も減り平均年齢も上昇。

するとどうなるか?

総量が加速的に減少して行くでしょう。

日本の人口推移を20年前と現在そして10年ご、20年後をよく見てください。


日本の人口推移 1990年

日本の人口推移 2000年

日本の人口推移 2010年

日本の人口推移 2020年

日本の人口推移 2030年


総需要が減る。

毎年減って行きます。




家庭内消費

外食

中食

家族という単位が小さくなり、一人暮らしが増え続けた。

だから売れるモノが変わっているのです。


家で米を炊くということだけ取り上げれば激減でしょう。


米小売では売り方変える。


弊社で「おむすび事業」をやっているのもその考えの一環です。


「米は炊かないがおむすびは食べる」


(おむすびって不思議な食べ物ですね。2個3個ペロッと食べてしまう。お茶碗によそったご飯はおかわりしない。)


売れる米も変わってきました。

売り方も(流通も)変わっています。


会社のカタチや扱うモノ、サービスも変えていかないと成長出来ません。



情勢を分析し、将来を予測し、打つ手を複数考えて実行する。


景気という漠然としたものに惑わされてはいけません。

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