市川稔の米(マイ)情報

新米取引相場

いよいよ新米シーズン突入!


昨日、業者間取引が開催されました。


関東の早場ものが出始める。

今週末(8月22日)までの引き渡し(今の時期は置場価格で取引)の相場。

8月中渡しの相場。

9月中旬渡し相場。


速いほど値が付き、先に行けば少し下がるのが普通だが。


今年は昨年下がり過ぎたという想いがあり、JAが生産者に支払う概算金引き上げを計画しています。


ただ、独禁法の問題などがあり、JAが他の県内JAなどと概算金の金額を相談して決めることは出来ないことになっています。


全農県本部が暫定的に買い取る金額を提示しているので、それに基づいて各JAが思惑も込めて概算金を決めている。


千葉、茨城はJAの集荷率極めて低い。

販売に自信があるJAは独自に上乗せすることもある。


民間集荷業者は出来秋が勝負。

JA概算金に100円玉をいくつ上乗せするか?



農家庭先集荷といって引取りに行くこともあれば、持ち込んでもらうこともある。


これはその地域によっても異なります。

農家に「顔」がきく集荷専門の業者がいることもあるし、そうでないケースもある。

集荷業者が検査場兼ねていることもあるので、そこに持ち込んでそのまま現金にする場合も多い。


これはあくまで収穫し、乾燥調製したら即現金化したい生産者。


自分で売り先持っている、作り方にこだわり持っている、食味に自信がある。


そういう生産者はすぐに現金化しなくても良いと考えるでしょう。


昨日の取引会では、千葉ふさおとめ、ふさこがねが昨年より7~8百円(1俵60㎏あたり)上がって成約したようだ。


引き渡し時期で若干変わる。


千葉コシ、茨城コシは9月中旬渡しで数量もまとまって成約していた。


昨年より千円以上高い値でも成約したようだ。


高いといっても昨年が異常に安いのでそれほどでもないが。


おもしろいのは、あきたこまちが成約しなかったこと。


売りと買いが合わなかったということ。


これがこの先何を意味するかでしょうね。


作況指数でも相場は変わってくる。



この先しばらく注視です。

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