ご縁をいただきお話しする機会を得ました。
全国に展開する工場は独自商品の開発権限もあり競い合っている。
本部の企画ですべて決めて工場に降ろすということではないそうだ。
現場重視の姿勢は素晴らしい。
販売店は全国で10万店にもなるというから驚き。
受注生産のカタチだろうから、製造日の翌日店頭に並ぶことになる。
小生思うに、現代日本人の味覚とういか食感というか好みにひとつの特徴があると思う。
それは、
硬いものがダメで柔らかいものイコール美味しいという評価だ。
肉など典型で、固い肉は×で柔らかい肉は○。
柔らかいハンバーグみたいな合成ものみたいな肉を好む。
硬いせんべいはあまり好まれない(小生は好き)
パンも同様とのこと。
焼きたてパンを食するなら問題ないが、時間経過してからのパンはかたくなる。
米粉入りパンも全社挙げて取り組んだ時期がある。
結果は出なかった。
米粉入りパンは時間経過と共にかたくなるという性質があるからだ。
柔らかくないと売れないという現実がそこにある。
自宅で焼きたてを食べるなら問題ない。
パンには米粉○○%以上入れるという法律を作り強制しない限り無理だろう。
もちろんそんな馬鹿げたことをするはずもない。
人々の「食」を変えるというのはそれほど難しいことだと思うのです。
製造技術の革新改善でよくなるかも知れないがパンに米粉を使うのは事実上難しい。
難しいという意味は数量的にということ。
国内シェア半分を占める大メーカーが言うのだからこれが真実でしょう。
コンビニ第2位の会社も一時は米粉パンを大々的に売り出していたが最近は売場縮小というか消えかけている。
「売れなければ作れない」
マーケットインの発想が大事だと改めて認識した。
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市川 稔
とり
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