市川稔の米(マイ)情報

米食味 ランキング

毎年、米の食味ランキングが発表されます。

発表しているのは 日本穀物検定協会 です。

一番美味しい米は特Aとしてランキングされます。
平成17年産は17ありました。

美味しい米を取り扱う専門家として(?)をもっています。

食味が価格に反映されることは当然のことですが、特Aでも大きな差があるのはなぜでしょうか?

また、米は当該地域でも作り方によっても大きな開きがありますが、どの米をどのようにサンプル抽出するのでしょうか?

サンプル依頼を受けた方はどういう基準で出すのでしょうか?

たとえば、山形内陸(村山)はえぬき、庄内はえぬきは連続で特Aランキングに輝いています。

しかし、相場は割安ですね。

山形各地生産者ともお付き合いがあります。
「はえぬき」は作りやすいということをよく聞きます。

簡単に言うと、肥料をたっぷり与えても稲が倒れにくいということです。
10aあたり600kg(10俵)以上かるくとれます。

反対に、収量を抑え気味にプロ生産者が作れば、本当に美味しい米がとれます。

これは極端な例かも知れませんが、作り方で大きな開きがあるのです。

あくまで参考記録として捉えるのが良いでしょうね。


米の「目利き」は米屋がやるもの。


販売と生産が長い間分断されていたので「目利き」できる米屋が少なくなってしまったのだ。


逆に云うと「復活」の時でもあるのです。


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