新潟県では17年産米から従来コシヒカリから「コシヒカリBL」に本格転換しました。
種籾の準備段階では、コシヒカリが新しくなる程度の認識しかなかったと思います。
まったく違う米だとは認識させないように動いていたと思われます。
このブログでは、収穫前から問題提起をしていました。
一番の問題は情報を買い手である消費者に知らせないことにあると・・・
玄米袋の品種欄にはBLの文字が入りますが、精米袋の表示は「新潟産コシヒカリ」としか入りません。
とにも、かくにも市場に出ました。
結果はマーケットが出すでしょう。
ここで、小生はギモンに思うことがあるのです。
それは何か?
横を見ている人が多いんだな
横という意味は、自分で判断をせず、世間の動向を気にしていて、その結果で動こうとしていることです。
生産者はどうでしょうか?
販売をJAに全面委託している場合はJAの方針に従うでしょう。
このブログにも投稿ありましたが、JA出荷はBLで、自己販売分は従来コシでという人もいるでしょう。
弊社のように契約栽培方式で行っている場合は、相談により決めています。
弊社の判断は従来コシで行くというものでした。
量販店対応の米卸会社はどうでしょう?
JA米、いわゆるカントリーに集まった米を取り扱うのですから選択の余地なしですね。もちろんBLです。
米屋はどうでしょう?
米屋の生き残る道のひとつに、量販店で買えない米や、同じ銘柄でも米屋で買った米の方が「美味しい」ということではないでしょうか?
横を見て判断するのではなく、自分で判断して欲しいね。
食味のことも自分で判断して欲しい。サンプルをたくさん集めて食べて。
はっきりしていることが一つだけあります。
BLはコシヒカリを越える米ではないということです。
小生が得ている情報では、来年に向けて産地では動きが出ているようです。
消費地ではこれから徐々に表面化してくるでしょうね。
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又治郎
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