穀物相場が高騰すれば日本の家計にも直接響く。
最貧国はさらに食えなくなる。
日本は飼料用とうもろこし1200万トン、小麦500万トンも輸入している。
世界最大の食糧輸入国であります。
一方、コメは40年にわたり減反政策を続け他の作物に転換しようとしてきたがうまくいかない。
2008年産米もかなり強化したが達成率は70パーセントくらいと農水省の中間発表。
今年もうまくいかない。
昨年秋に実施した「米緊急対策」は下がり続けたコメ価格に歯止めをかける目的もあった。本来、国の備蓄米というものは国民のためのものであって生産者のためのものではありません。
回転備蓄だから古いコメを放出しないとまわって行きません。
秋に決めた価格でほとんどは動いているのでスーパーなどの小売価格は上がっていません。
安いままです。
そこに小麦の値上げで小麦製品の大幅値上げがありました。
下がり続けた国内コメ消費が若干上向いたようです。
ほんの1パーセント、2パーセント増えるだけでもかなり違います。
また、生産量も発表されているほど収穫できていないと生産地のプロは言います。
若干の誤差でも足りなくなる。
生産調整やめて価格を下げて消費を増やす。
一番困るのは米作りを主業としている専門農家です。
そこに集中して所得を補償する。
一番少ないコストで維持できる。
小生は以前から主張していますが「価格維持政策」は失敗したのだと。
消費生活者は安くモノが買え生産者も相場下落でもちゃんと生活できる基盤を保障する。
価格を上げる政策は間違っている。
インフレが現実のものになる現在では特にそうではないでしょうか。
専門家の論文です。
小生は山下研究員の主張を強く支持します。
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/pap/05a003.pdf
正論が通らない悲しさ。
目先の選挙が第一では国は滅びる。
国会議員も勉強して欲しいねぇ。
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