市川稔の米(マイ)情報

5年産、玄米相場高騰

令和6年1月ですが、

5年産のお米、玄米相場が高騰している

民間の取引市場での売値、買値、成約価格を教えてもらいました

1月19日に開催されたものです

代表例
秋田あきたこまち17000円オーバー
関東コシヒカリ15900円
(1俵60㎏あたり、東京持込、税別)

前年より2000円前後上昇している感じか


5年産のコメ


それぞ産地の生産者に聞くと、そもそも作況指数がでたらめ

平年作100として101とか102とかありえない

出発点が違っている

精米すると玄米を100として白米にどれだけ残るか

これを精米歩留まりといいます

通常、1等米精米歩留まりは90くらい

5年産は2~3ポイント低い

1ポイントでは収まらない

そして、網下と呼ばれるくず米、特定米穀ともいいますが、これが例年に比べて極端に少ない

モノは無い、あっても値段がべらぼうに高い


要するに、全体的に不足感満載なのです

穀物は需給のバランスで高騰、暴落します

スーパーではコメ安売り合戦やってますが、見積り出して2か月後くらいなので、
現在売られているのは10月や11月の見積もり

なので、この先は特売やるだけブツが無いところも多いから

販売価格は上昇に向かうでしょう

ちなみに、市場取引で高値でも落札しているのは大手米卸のようで

絶対数増やすために高値でも買いに入り、数量確保、原価はプール計算


お米の取引、現状は年間数量決めて取り組んでいるところが多いと思います

そういうところは影響少ない

小生の会社でも、ほぼ年間数量決めて取り組んでいます

価格も秋に微調整して年間の価格を決めます

なので、途中で乱高下してもほとんど影響ありません


すでに6年産の話しもほぼ出来ているし



※6年産、やはり高温が心配、作付けする稲も高温に強いものにかなり変わるところもある


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