皆、自分の生産物は自分で販売する人達ばかりだ。
石垣島を中心とする八重山諸島の粗生産額は100億円あまりだという。
主力は『さとうきび』
耕作地4000haのうち1200haを占めているそうだ。
生産量6~7万トンでトン当たり2万円なので12億強にしかならない。
目標は10万トンらしい。さとうきびを基幹作物にしていることに無理がある。
沖縄県には過去莫大な国の金が投入されている。
このblogでも書いているし例題でよく話しをさせていただいているのが石垣島のマンゴー農家のSさんとKさんだ。
作ったマンゴーは自ら小売りしている。
いわゆる通販ということになります。
JA出荷市場出荷ではない。
夫婦で50aほどマンゴーを作っている。
10aあたりの売上は300万円を軽くたたき出す。
1500Kg×2000円という計算だ。これは少なめにみての計算。
生産費は約3割ほどしかならない。流通経費はお客さんが宅配料として負担しているのでかからない。
ハウスは雨よけのもので油は焚いていない。
石垣島のマンゴーは25年前にSさんが挑戦したのが最初。
試行錯誤のうえノウハウを構築してきたのだ。
宮崎からの視察にも丁寧に応えてきた。
『そのまんま』技術をまねしている。
ヒガシコクバル知事は頑張っているし陰ながら応援しています。
マンゴーを有名にしてくれたことも感謝。
ただ、、、
宮崎でマンゴー作るには温度が足りない。
ハウス10aあたり200万円ほど『油代』がかかるとのこと。
だから石垣島マンゴーの倍の値で販売しないと採算が合わないのだ。
値段の何割かは『油』を食べていることになる。
環境問題、エコの時代にこれはいかがかと思います。
やはり農作物は適地適作が基本だと思うし、油を焚いて時期を早めて出荷するということも考え直さないといけない。
買う消費生活者も意識を変えないといけない。
適地適作のものを『旬』のときにいただくのが基本ではないでしょうか。
石垣島のマンゴー農家のすごさを再確認したのでありました。
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杉村 敏夫
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