市川稔の米(マイ)情報

大手の寡占が進む

日本の流通業界は世界的にみてもかなり進化しました。


受発注、物流などPOSシステムとの連動も生産から集荷、加工、仕分けなどいわゆるサプライチェーンが構築されています。

日本の強みは製造業と同時にこのようなサービス業というかソフトを含んだサプライチェーンにあると思います。

小売ではイオングループとセブングループが二強になっています。

利益水準もかなり高くなってきました。


価格決定権が小売業に移っていること。

プライベートブランド、いわゆるPB商品の拡充も寄与している。


コンビニはアメリカで生まれたが、日本で育てた独自の小売りシステムですね。

日本のセブンイレブンは本家を子会社にしてしまうほど。

日本のセブンイレブンの売場をみればその変貌ぶりがよくわかります。

メーカー品、いわゆるNB(ナショナルブランド)の売場がどんどん縮小しPBの売場が増えている。

小生はいつも云っていますが、PBはその業界のトップ企業は受けないものでしたが、現在ではシェア1位の企業がPB受けている例が多い。

ここに力関係が見て取れます。


イオンもかなり頑張っています。


大型店ではなく、都市部に小型スーパーを展開している。


まいばすけっと


英テスコが日本で小型スーパーチェーンを買収して日本市場に乗り込んだがあえなく撤退。

負債は背負わず株式の50%を1円で取得。

債務超過会社だから株式の値段つかないが売買するには1円ということに。

セブンGも検討したようだがイオンがやることになりそう。

産經ニュース

小型スーパーは利益を出すのは難しい業態ですが、サプライチェーンの進化などにより立て直す自信があるのでしょう。

一気に首都圏を攻略する戦略だ。


一方、日本のこれから5年、10年、15年みると人口は減り、高齢者が増え、過疎地が増える。

買い物難民という変な言葉が生まれるほどだ。


なんと、イオンは2014年めどに全国をカバーするという。

店舗が近くになくても配達する。

いわゆる、ネットスーパーを全国で展開すると発表した。


即日配達も行う。


イオンネットスーパー


日経新聞


これこそ総合力。

関係する会社がすべて一体となり構築するもの。


これはかなり衝撃的なニュース。




流通も大きく変化しています。



自社のポジションをどこに置くか?


なにができるか?


チェンジ!

チェンジ!

チェンジ!



変わらないと生き残れません。

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