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市川稔の米(マイ)情報

商工会議所

全国には商工会議所や商工会があります。

小生の会社は町田商工会議所に入っています。

昨日、総会が開かれました。

細かい数字は書きません。全体的な話しとして、あるいは問題点として捉えてみたいと思います。

大雑把にいうと、町田市には約1万件の事業所があり、商工会議所の加入率は4割台です。

退会と入会がほぼ拮抗しているので良いほうでしょうね。

経済団体として果たす役割は大きいと思いますが成長が望めない地域が多いのではないでしょうか。

一般的な文章を再現すると、

わが国経済はゆるやかながらも景気回復が続き明るさを取り戻しているようであります。しかしながら、これは一部の大企業が牽引しているわけで当地方においては依然厳しい現状が続いています。特に、中小零細企業はデフレからも脱却出来ずに苦しんでいるのが実情であります・・・云々


まぁ、こんな感じでしょうか。

一般的傾向として駅前商店街が衰退。
従来の商店街の客離れ。
チェーンストアの出店が多く個人商店の廃業が続く。
製造業関係では下請け体質から抜けきれない。
郊外に超大型店が進出して人の流れが変わってしまった。
バイパスにロードサイド型の専門大型店ができて商圏も変わってしまった。


現実は大変厳しいのであります。

これは地域により大きな差があります。

また、企業により大きな開きもあります。

商工会議所に話しを戻すと、会議所自体も会員数の減少に悩むところが多い。
補助金(都道府県や市区町村)の削減が急ピッチで進んでいる。
いわゆる、財政難に陥っているわけです。

商工会議所の会費は役員がたくさん払う仕組みですね。
会頭の企業が一番高い会費を負担しています。

街のため、地域商工業のため、世のため、人のために汗をかくということです。
まさにボランティア精神がなければとうてい出来ません。

商工会議所が地域の商工業企業に対してなにができるか。

それには職員の意識や能力も大変重要です。

会員企業も「してもらう」発想から「なにができるか」あるいは「してあげる」発想が大切でしょう。

このブログでもたびたび書いていますが、日本はチェーンストアが増えて個人経営の店や会社が増えない傾向にあります。

チェーン店は商工会議所や商店会には積極的ではありません。

そのあたりに問題点があります。

個(おのおのの商店や会社)と全体(市や町など)の融合をどう諮るか。

全体をよくするための組織は必要。
それを引っ張るリーダーも必要。

しかし、商店街にしてもひとつひとつの店に魅力がなければ全体の魅力は向上しません。
立地というものは変化してゆくのが当然であります。

商業というものはお客様の居るところ、あるいは便利に使ってもらうことを考えねばなりません。

業種や業態も変化させなければ一般的には衰退して行きます。

商品やサービスを変化させて行くわけです。

工業、製造業にしても「モノを作る」ことが仕事ではありません。
なにを作るか、どう作るか、どこに販売するかの方が大切ではないでしょうか。

経営者は一番勉強しなければなりません。勉強好きになることです。

そして、目先の仕事から離れる努力も必要です。

現場はものすごく大事です。
しかし、いつも現場にしか居ないと世の中の流れや社会の変化に気が付きません。

少し離れて眺める余裕が大切だと思うのです。

一見、遊んでいるような社長の会社の方が業績が良いのはそのためでしょう。


3月の年度末を迎えそんなことを思ったのでありました。

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