市川稔の米(マイ)情報

コメ消費・需給

米穀機構がまとめた米消費動向調査。



米穀機構アンケートより(H27年度)(複数回答あり)

どこからお米買っていますか?

 1位 スーパー48,1%   39,9(数量ベース)
 2位 無償で入手20,3%  21,1
 3位 ネットショップ9,7%  10,4
 4位 生協7,8%  5,9
 5位 生産者より直接5,2%  9,4
 6位 ドラッグストア3,7%  3,3
 7位 米穀専門店3,7%  3,7



購入先、スーパーが5割弱占めるが数量ベースでは4割。

無償で入手、生産者から直を合わせると数量ベースで3割占める。

米屋、情けない数字です。

ガンバラナイト。

アンケートは全国なので、大消費地の消費生活者だけに絞ればかなり数字は変わるだろう。







コメの消費(H27年度)


1カ月1人あたり消費量 4,386㎏(×12カ月)
年間52,3㎏(前年比3,7%減)
内食36,3㎏(5,9%減)
中食9,51kg(4,6%増)
外食6,8kg(2,2%減)




1人あたり消費量が前年比3,7%も減っているのはかなり深刻です。



その中で、中食と分類されるものが4,6%増というのは注目。


家での調理が減っている。



一方、冷凍米飯、パックご飯は順調に伸びている。



手軽に


簡単に



小生の会社でも「おむすび屋」展開しているのでよく分かります。





追伸


原料玄米の需給に黄色信号が・・・

お米は1年に1度の収穫。

在庫保管

売り先、仕入先、数量である程度契約しているのが多い。



フリーで売買される玄米は需給により相場乱高下する。



株と同じで、下げ傾向なら「売り」が増える。


損失が怖いからだ。



上げ傾向なら「売り」は減る。


値上がり期待し「売り」を控えるからだ。


市場から一斉に無くなる・・・・・・


今、そんな状況のようだ。


小生の会社の方針は安定取引。


フリーで一番安値を追いかける買い方はしない。



田植えはこれから本格化するが、田んぼにあるのはおよそ4ヵ月。

その間の天候などで不安感が出ると、秋に事件が起こるかも知れません。(責任はとりませんよ)


需給ひっ迫し、政府備蓄米放出迫り、古米、古古米、古古古米など大量に出回れば相場冷えるし。


「官」に振り回されるギョーカイでありまする。

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