収穫した稲を籾摺りし、玄米となります。籾で保管する習慣がある地域もありますが、ほとんどは、玄米で保管されます。
日本全体ベースで、JAの集荷は半分以下でしょう。
2004年は米価格が大幅に下がった(2003年から比較した場合)ので、自分で販売する人が増えました。
ホームセンターなどで、玄米を入れる紙袋を販売していますが、前年比30パーセントアップということも聞きました(確かめたわけではありません)
さて、米ヌカですが、玄米を精米すると約1割が米ヌカです。
そうしますと、1年間で、80数万トンの米ヌカが発生する計算になります。
昨今、米ヌカが見直されてきました。
大型精米工場からは、精米したての新鮮な米ヌカがでます。 これらは、ほとんど米油工場に直接運び込まれます。 新鮮な米ヌカでないと、良質な米油が出来ないからです。
大手の菓子メーカーでは、揚げ物など、米油を使用しているところが多いですね。
一方、小さな米穀店では、米ヌカはタダ同然で出しています。
あるいは、大都市以外では、コイン精米所がいたるところにあり、そこで発生する米ヌカは有償で農家が集めているところもたくさんあります。
こちらでは、米ヌカは貴重品で不足ぎみです。
栃木のある肥料メーカーでは、米ヌカを主原料に使用するため、自社でコイン精米所を100数十ヶ所経営しているところもあります。
米ヌカは、容積がかさむので、運ぶ費用が掛かります。
米ヌカそのものより、集荷運送コストの方が大きいわけです。
従いまして、地場で集める必要があるわけです。
米ヌカの活用方法は、まだまだ研究の余地があります。
一部のメーカーでは、機能性食品にして、大きな付加価値を出し始めたところもありますが、まだまだ余地が残っていると思われます。
貴重な資源を有効に活用すること。
これらは、日本の大得意とするところです。
新たな価値を見出したいものですね。
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