原発は法律で13ヶ月に一度の定期検査が義務付けられている。
13ヶ月に一度ということは来年中にすべての原発が対象になります。
その後の再稼働についてはかなり調整が困難な状況に。
東電福島第一原発の放射能汚染による実害があまりに大きい。
放射能は「死の灰」と小生の世代では認識しているが、今どき死の灰なんて言わないね。
とてつもなくでかい問題になると日本人の悪い癖が出る。
電源喪失後、何時間で炉心が融解するかは当事者や専門家は即判断できた。
それをのらりくらりとなんとなく安全ではないかと説明してきた。
原発から何キロ離れているからということでなく、放射線量がどれだけあるかで判断しなければならない。
行政の区域は放射能とは無関係なのに・・・。
とにかく、計算も出来ないほど巨額な損失が発生。
計り知れないほど被害住民に与えた苦痛。
精神的にも実害的にも。
各地の原発が再稼働出来ないとどうなるか?
試算によれば主に火力発電への切り替えなどで燃料代などコスト増が年3兆円に達すると報道されている(本当かどうか分からない)
稼働中の原発は何事もなければ夢の燃料だ。
しかし制御不能に陥れば人間が近づけないのでとてつもない事態になることが実証された。
人類に経験のない海洋汚染が始まった。
放射性物質が始末悪いのは煮ても焼いても消えないことだ。
今後、情報を注意深く調べる必要がある。
事故の補償問題では当該会社(東電)は清算して行うのが筋かと思う(JAL方式)
ところが現在のスキームは東電は潰さないで新たに作る機構に各電力会社が長期に渡り負担してゆくもの。(奉加帳方式)
要するに全国の国民が電気料金で負担して行くことに。
原発がすべて停止すればその負担増のことは書いた。
二重の負担になる。
これは日本のエネルギー政策の根本を揺るがす問題だ。
夢物語と現実のコスト問題。
5年、10年、20年、50年という長期のスパンで計画を作ることが必要。
経済産業省の官僚はどういう絵を書いているのだろうか?
政治家もよくよく勉強してもらわねばならない。
国民も監視の目を強化するためにあらゆる角度から勉強しなければならない。
日本、日本人が試されているのだと思う。
この危機をとらえ世界が目標とするような新エネルギー国家にしようではないか。
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