市川稔の米(マイ)情報

穀物の国際価格下落 歴史的豊作

小麦やトウモロコシなど主要穀物の国際相場が軒並み下落している。

米国やロシアで歴史的豊作が見込まれている。

在庫が大幅に積み上がる見通し。

小麦の国際価格は10年ぶり、トウモロコシは7年ぶりの安値を付けている。


以上、日経夕刊9月28日の記事より。




小麦安でコメ需要減(日経有料記事)




日本は小麦の9割近く、飼料用トウモロコシはほぼ100%輸入している。


小麦は先進国では唯一「国家貿易」として国が輸入し、製粉会社などに利益をのせて売却している。

10月から小麦の売り渡し価格を7,9%下げるそうだ。

食パン1斤あたり0,6円

外食の中華そばは1杯0,4円下がる計算だそうです。



国内では、パンの購入金額がお米を上回っているとのこと。


パンと比較するならおむすびだと思うけど。


小麦粉とお米なら分かるけど。


小麦は元値が安く、国がたっぷり儲けを上乗せしても国産の米より安い。



国産のお米の消費減を最小にする手立てが必要なのに、やってることは逆だ。



国内消費のお米の4割以上は外食や中食で使う米。


これらは、ギリギリの競争をしているので、業務用に使うお米は出来るだけ安く仕入れしたい。


ところが、国内でいわゆるB銘柄と呼ばれる米は、飼料用米などに押され作付けが減少。

玄米相場も軒並み上昇。


小生云うところの「官製市場」に押され価格を上げている。


これでは益々お米の立ち位置が弱くなる。



需要がある価格帯のお米を減らしているのだ。



全体で見るとそういうことになる。



おかしい政策だと小生は思います。

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