日本の米作りは、兼業農家によって支えれています。 兼業ということは、農業以外の仕事もあるということですが、どうやら大きく変化してきました。
農業以外の収入もそこそこあって、農業も爺ちゃん、婆ちゃんが自作地で行っている。
ある、Aさん一家の物語。
爺ちゃん、婆ちゃんも年を重ねてきました。
だんだん、無理が効かなくなってなぁー。 どうも、体の調子が今ひとつなんじゃよ。
農業機械も買い換えないといけないし・・・。
一方、息子は会社勤め。 給料は上がらなくなってきた。 ボーナスは出るだけで有難い。
嫁さんは、役所関係に勤めているから、まだ安心じゃが。
そんな時、息子が勤める工場が閉鎖されるという噂が・・・。
自家用の米、親戚に送る米、少しばかり頼まれている米、余った米は農協へ出せば良いか。
そんな米作りをやってきたけど、農協じゃあ、60kg12,000円にしかならないってよ。
台風でやられた地域は、規格外と3等米で1万円にもならないらしい。
さて、来年はどうしょうか?
こんな、会話があるのではないでいょうか?
米作り専業農家はもっとタイヘンです。
大規模で経営している米作り農家で、原価は1俵12000円から13000円かかる。
売りが12000円だったら、生活費はゼロかマイナス。
こんなことが続いたら、破産になってしまう。
自分で販売先を探し、1俵16000円や18000円になればやっていけるが、そういうところはまだまだ少ない。
さて、これからの米つくりは続いてゆくのだろうか?
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