市川稔の米(マイ)情報

小麦価格高騰とわが社の仕事

小麦価格の国際相場が高騰しています。

日本は小麦に関しては国(農水省)が管理していて商社が代行しています。
国内向け価格は相場とは連動しない仕組みでしたがそれを変えて年に数回価格を変えられるようにしました。

そもそも国際相場が高騰しても従来からその何倍もの価格で国内流通させていますから高価格には慣らされていたのです。

米の内外価格差と似ています。

異なる点は国産でまかなえる比率のことです。

ご存知のように米は減反政策を40年もやっていることでお分かりのように国産でしかも余っています。

小麦はと言うと国産比率は13パーセント程度で500万トン以上も輸入しています。しかも相手国はほぼ3国。アメリカ50以上、オーストラリアとカナダです。

地球温暖化による世界的な異常気象は大陸性の地域の方が起こりやすい。
日本は海の中にある島国だから大陸と比較すれば起こりにくい。

国内小麦への補助金などを乗せて売却していますが、売り渡し方法も米と同じような方式を取り入れてきています。

国際相場の数倍で国内流通しているのですがそれが更に値上がりします。

小麦価格が高騰するとどうなるか?

たとえば小麦を原料にパンを作る。
パンの小売価格に占める小麦粉の割合というのはどのくらいでしょうか?
スーパーなどで販売している食パンの場合。
コンビニで販売しているサンドイッチの場合はどうでしょう?

材料費という観点でみれば比率は少ないですね。

外国から大型タンカーで輸送する燃料代の高騰。
工場でパンを焼くコストの上昇。
材料以外のコストの上昇と連動して値上げの動きになっています。

ファーストフードやレストラン。

ハンバーガーや焼きたてピザもそうです。あるいはうどん。

これらの場合の原材料費というのは更に低くなります。

しかしいろいろな小麦製品は値上げのラッシュになるでしょう。
30パーセントや40パーセントという大幅値上げも。


小生は国産派です。

できるだけ国産の食べ物をと思っています。

我田引水ですがそれは「コメ」でしょう。

国産のコメ、ご飯をしっかり食べて欲しい。

しかしコメを家庭で炊く量が昔に比べて激減してしまった。
生活スタイルが昔と変わってしまったので仕方ない部分はあります。

それだから、、、

本当に美味しい「おむすび」や「巻物」

やはり家庭では作らなくなってしまった赤飯や餅などを提供していきたい。

自分の仕事やビジネスが少しでも食料問題の改善になるような気持ちで取り組んでいければやりがいも出てくると思う。

大きな食糧問題と小さいけれど実践できる食のことに取り組んで行きたい。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事