市川稔の米(マイ)情報

消費構造の変化 国内乗用車編

国内の景気はだらだらとずっと良くなっているものの、国内乗用車販売は不振を続けている。

軽乗用車は拡大を続けていたがそれも頭打ちになった。


日本自動車工業会のレポートはこちら

人口の都市部への集中
(交通機関が発達しているのでクルマ利用の価値が相対的に低下)

保有年数の延長
クルマの性能も良くなっているが、新車で買って5年で乗り換えというパターンは崩れてきた。

使用コスト
燃料、駐車場費、税金などの維持費。

ガソリンを含めてクルマに税金かけ過ぎだと思う。

クルマというものは毎月価値が下がってゆく。

新車からの値落ちは初年度が一番大きい。

初回車検の3年でのリセール価格がどの位置にあるか?
新車価格を100として50行けば最高ランク(特殊ねクルマを除いて)かな。
40や35になってしまうクルマもある。

一番損な乗り方でしょう。

反対に10年乗れば、300万円のクルマでも年にすれば30万円ということになります。

国産車は壊れにくいので10年くらいなんともないからね。

こういうことも大きいのではないか。

もっと大きな変化は、

消費構造の中に占める「クルマの相対的価値の低下」ではないかと推測しています。

小生などはクルマの占める割合というものは大きいが、クルマが日常的になっている世代は思い入れが薄いように思える。

特に、世帯を構えたら消費支出の優先順位が変わるし。

国内市場の乗用車販売低迷は「消費構造の変化」だと思うのです。

メーカーとしては魅力あるクルマ作りということになりますが。

また、中古車流通というものがディーラー主体から、買取会社ガリバーなど、新興勢力に変わったことも大きい。

ネットの普及により、欲しいクルマはネットで検索して探すということが普通になったからです。

リクルートが運営するカーセンサーなどが代表的でしょう。


小生のクルマの乗り方

リセール価格相場の高いクルマを初年度登録から1年未満で探す。
次に手放すときの相場を考慮しながら買うというものです。
新車は買わない。
それで乗りたいクルマが出るのを待つというものです。

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