市川稔の米(マイ)情報

官民癒着

日本では地方公務員、国家公務員が賄賂をもらって便宜を図るというのは少ない。


あるだろうが、世界の標準からすれば極めて少ない。


市長が身内や知り合いを職員に採用することなど事実上無理。


実態はもちろん把握出来るわけではないが官民癒着の賄賂社会ではない。


お隣の韓国は大変なことになっている。


日本で減価償却かなり進んだ(15年ものとか)フェリー船を購入し改造して使っていた。

積載量は基準の3倍。

船のバランスを取るため船底に海水を入れるのだが、沈み過ぎるので少ししか入れてなかったとか。

船の一番高いところに客室を増築していたので重心も高くなっていたとか。


契約社員の船長は乗客のふりをしていち早く逃げた。


沈没することは素人でも判断出来るのに船内放送はその場で待機せよというものだった。

とにかく、死にもの狂いでデッキにさえ出ていれば・・・

救命胴衣付けていればとりあえず浮かぶ。

当日の海水温では生存は2時間くらいらしいが、それでも可能性はあったはず。


将来がある高校生が大勢亡くなったのがやりきれない。



どうやら、


根っこが深いことがだんだん明らかに。


なぜそういう社会構造になっていったのか?


大学進学率は8割に達するが卒業して就職出来るのは5割程度とか???


日本の大学進学率は6割弱だが、専門学校など含めるとおよそ8割になる。

大卒の就職率は95%くらいに回復し学生が仕事先を選べる状況になってきている。

日本では役所や一流企業除くと3年以内の離職率が高いのが問題になっている。



ただ、韓国の事情は日本とは根本的に異なっておりまして・・・


中小企業の数が少ない。


財閥関連でGDPの大半を占めてしまう。


大統領制だが、1期5年限りなので3年経過するとレームダック状態になる。


政権が変わると前大統領はどうなるか?

これは近代の歴史が示しています。



日本では、


「おい、越後屋、おぬしも悪じゃのぅ」


というのは時代劇ドラマのセリフでありまして。



官民癒着がばれたら「恥ずかしい」という文化がある。


公務員が賄賂をもらうことに抵抗がある。



韓国の問題はかなり深刻。


それにしても、捜索が続いている時に海洋警察解体発表とは。


現場の士気は低下する。



日経





こちらをお聞きください↓



月刊三橋 2013年3月

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