700年続いた武士中心の世の中を変える。
徳川幕府260年の歴史を終える。
徳川幕府の時代日本の人口はおよそ3千万人くらいといわれている。
9割は百姓だ。
武士など1割程度。
だけど食いものが足りない。
足りないから人口が増えない。
明治になり貿易をするようになって食えるようになった。
だから人口が増えたのです。
人口に占める農家の数が多い国ほど貧しいのが現実です。
日本は農家数がどんどん減り専業農家はたったの40万戸といわれている。
大半が兼業農家。
農地と市街地の区別を厳格にしないために農地が市街地に化けて大資産家になった家が全国に出来た。
特に大都市周辺に農地を持っていた家は大金持ちになったのです。
これからは高齢化と人口減なので農地が市街地になるケースは激減する。
家も空き家がたくさんある。
山梨や高知など空き家の割合がすごく多い。
農産物輸出国は農民の割合少ないのです。
農業大国は先進国。
日本とフランスの事情を農水省がデータ出しているのでご覧ください。
フランスは農産物輸出国で農業大国のイメージありますね。
日本の農水省が独自に算出する「自給率」では穀物などの輸出が多いため大きくなる。
人口に占める農民の割合は2,2パーセント。
日本は2,4パーセントです。
フランスの農林水産業概況
フランス 日本
農業名目金額 513億USドル 724億USドル(日本はフランスのなんと1,4倍)
農用地 2,942万ha 465万ha (日本はフランスのたったの16%)
(いかに日本が少ない土地で金額稼いでいるかわかる)
人口(a) 6,204万人 12,729万人 (日本はフランスの2,05倍)
農業人口(b) 139万人 305万人
b/a(%) 2,2% 2,4%
作物
小麦 3,900万トン 88万トン(フランスは日本の44倍!)
てんさい 3,331万トン 430万トン
とうもろこし 1,582万トン 0,02万トン(論評に値しない)
大麦 1,217万トン 19万トン(同上(笑))
ばれいしょ 681万トン 280万トン
ぶどう 566万トン 21万トン
牛乳 2,452万トン 798万トン
こうして比較すれば一目瞭然。
フランスではひろ~い農地で、小麦、とうもろこし、てんさい、大麦、ぶどうなどが栽培されている。
いわゆる土地利用型農業なのです。
日本は広い土地を使わなくともできる農業が中心です。
農用地面積はフランスの16%しかないのに金額では日本の方が1.4倍と大きいのです。
フランスでは小麦の1haあたり収穫量は1800年代から1940年頃まで1トンくらいであった。
1960年に3トンになりその後も化学肥料や機械化で生産性が向上し最近では1haあたり7トン収穫できるようになりました。
ちなみに日本は4トンくらいでアメリカは2トン強。
窒素肥料を多く入れるところが収量も多い。
日本の行きべき道はこういうデータからも明らか。
日本のような高温多湿の地域で畑作は競争力ありません。
とうもろこし国産化すればアメリカ並の1ha8トン収量あげても200万ha以上農地が必要。
ちなみに日本の稲作面積は170万haです。
実態も分からず、なんとなく自給率上げなければいけないと思い込まされていると思う。
できることと、できないこと。
正しい情報から判断したいですね。
続く・・・
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