市川稔の米(マイ)情報

便乗値上げはしっぺ返し食らいます

鹿児島、宮崎という超早場コシヒカリの概算金19000円台ということ書きました

冷静に考えるとこれは便乗値上げではないか?

端境期の在庫不足でコメ会社が業者間取引で「買い」に入った時に売り物少なく、仕方なく高値でも「買う」ところがあったので相場がついた

これは本来の価格形成、相場ではありません

国内コメ需要は月50数万トンです

秋に収穫されます

一年に一回です

8月、9月、10月の3ヶ月でほぼ収穫されます

玄米換算7百万トン弱

生産されたものはたいてい販売先がおおよそ決まっています

それが全体の7割なのか8割なのか、それはそれぞれ異なるでしょう

弊社の場合は取り組み先ほぼ決まっているので数量的に9割以上決まっています


そこで、価格の問題、相場の問題ですが、

穀物は需給により価格もろに変動します

端境期に一時的に不足して市中相場高騰しました

需給でいえば、補助金交付金で主食用コメ生産を抑制しています

相場暴落を防ぐためもあります

一方、政府は不測の事態に備えコメを備蓄しています

上限100万トンですが、ほぼいっぱい在庫しています

だから、需要に対して供給が足りないというのは目先ありません


生産にかかわるもの値上げ相次いでいます

なので、合理的な値上げというのはあって当然かと思います


しかし、いきなり4割、5割値上げする、値上がりするというのは常識外れています


これは、早場産地の思い上がり、足元見た便乗値上げだと小生は思う


JAの場合、完全委託販売で集荷した場合、農協特例で共同計算で精算します

概算金高すぎて売れない場合、値下げするでしょう

共同計算だから痛くもかゆくもない

しかし、産地の信頼は失墜するでしょう


2024年産は出来秋とその後で大きく変わる予感


商売、ビジネスは信用第一

5方良しではないが、それぞれのこと考えて取り組むべき

こういう時に信頼されるところとそうでないところが分かれます



目先の利益追うところは必ずしっぺ返し食らいます




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