市川稔の米(マイ)情報

規制緩和 タクシーの話し

昨日、台風7号接近の中、仙台に行っていました。タイワ精機の新製品発表会で講演を頼まれていたからです。

雨の中、100名近く参加され有意義な会でした。

さて、小生はそれぞれの街でタクシーに乗ったら、運転手さんと話しをするようにしています。

仙台市では規制緩和でタクシーの数が大幅に増え、それでなくとも利用客が少ないのに、一台あたりの売上は大幅に減りました。

このことは、仙台で何度か聞いていましたが、今回はさらに突っ込んだ話が出来ました。

個人タクシーだったからです。

65歳になるそのドライバーによると、32歳になる息子さんも、個人タクシーをやりたくて、タクシー会社に勤務しているとのことでした。

タクシードライバーの給与とは完全歩合で、仙台の場合、売上の48パーセントから低いところで44パーセントだそうです。

勤務は1日置きですね。

朝、5時半に自宅を出て、翌日の午前2時半までクルマを走らせているようです。

それで、月の稼ぎが平均10万円足らずだそうです。

年収120万円では結婚も出来ないと嘆いていました。

1日中走らせて(もちろん休憩時間とりますが)売上が2万円ほどしかないのです。

このことをどのようにみるか? ですね。

小生は聞いてみました。

その息子さんは、自衛隊を辞めて、タクシードライバーになったそうです。

やはり、お父さんの背中をみているのでしょうね。

自由に働ける環境にあこがれているようです。

しかし、現実はそのように厳しいわけです。


規制緩和とはそういうものです。


そこで、どんな努力をするかが問題です。


売上が多いドライバーは工夫をしています。

まず、名刺を配ることですね。

指名をしてもらうためです。

今は、携帯電話の番号を入れておけば指名してくれます。

いかに快適に乗っていただくか?

そのことに集中するだけでも、やるべきことは無数にあるはずです。

そこで、JAZZタクシーの話しをしました。

降りるとき「今日は良い話しを聞かせてもらった」

そう言って感謝されたのでした。

少しでも元気を与えることができたら、こちらも嬉しいものですね。

元気になあれ!


JAZZタクシーのブログはこちら

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