〝修羅場〟を経験した人は強い
修羅場(しゅらば)は仏教用語である。「命を落としそうなくらいの状況をくぐり抜ける」という意味としてとらえてよいだろう。
かの戦争で生き抜いてきた人たち(私の父親もそう)はみな戦場で目の前で共に戦った人たちが次から次へと亡くなっていく様(さま)を見て、自分もいつかそうなるだろうという恐怖に襲われながら戦い、生き抜いた。まさに究極の修羅場をくぐり抜いた人たちである。
この仕事に就いて、多くの経営者に会ってきた。親しくおつき合いしていた経営者が突如、心を開き、修羅場をくぐり抜けた時の経験を話してくれた。その大半が「資金繰り」に関する話しである。友人の会社の保証人になって、その友人の会社が不渡り手形を出して倒産し、その借金が自分にもかかってきて借金取りに追われたという話もあった。
また、ある経営者は愛人をつくってしまい、別れ話しの時に殺傷沙汰になった話し等々…。昔から金と女は問題になる、修羅場になると聞いていたが、まさにそうしたことが現実となった話しであった。
「大病をして治ってはまた病気になり、いつも修羅場であった」という話しもあった。
↑修羅場にもいろいろあります
わたしの父も赤紙一枚で兵隊になりタイやビルマ(ミャンマー)に5年くらい
戦争に行っていた
仲間は何人も戦死している
食べるもの無く、病気で亡くなった人が一番多い
まさに修羅場だ
戦後生まれはそういう修羅場は無いわけで
しかし、人生には修羅場というものが突然襲い掛かることある
経営者は
※社長に襲いかかる修羅場(未上場の場合)
1,経営悪化による資金繰り
2,自社株式を分散した結果、一番、株式を保有していた人が亡くなった時の争い。特にお家騒動
3,突然の社内労働組合の設立
4,パワハラ、セクハラによる訴訟
5,トップ取引先(売り上げの30%以上を占める)の突然の取引停止
6,基幹工場、店舗などの火事などの消失による稼働停止
7,信頼している幹部社員の裏切り行為
8,自然災害による業務のストップ
1の資金繰り悪化、これは一番こたえる
会社は現金がまわらなくなった時が破綻
今は手形取引少なくなった、先付小切手など少なくなった
こういうもの出していると待ったなしだ
2のお家騒動も大変
身内同士の戦い、いがみ合いほど見苦しいものない
敵は外にいるのではなく内にいるという最悪のことに
3の社内労働組合
これも社長にとってすごくやっかい、ストレスたまるもの
現体制と戦うことになるから
7の幹部社員による裏切り
これもよくある
信頼していた部下に裏切られた時の心労は大きい
8の自然災害による業務ストップ
東日本大震災による津波被害、原発事故による被害など代表例だ
ある日突然襲われる
小生、1,3,7は体験した
修羅場はないに越したことはないが
経営者はいざという時に備え「胆力」を鍛えておなくてはいけません
追記
緊急事態ではありませんが(笑)
2日から5日までブログ更新お休みさせていただきます
よろしくお願い申し上げます