市川稔の米(マイ)情報

米補助金、抜本見直し?

日本経済新聞の一面トップ記事。


ほぉ~


と、驚いてみたが。


メディアにはそれぞれスタンスというものがあり。

日経の日経の主張があり、日本農業新聞にも主張があります。

記事はこういうもの。


日経 1月15日



有料会員限定なので会員でないと見出しと少ししか見れないと思います。


要は、エサ米を作った場合の補助金の支給条件をちょいと変えるというもの。


現行、10aあたり530㎏あれば8万円支給され、条件満たせば105,000円とか手厚い。

530㎏だと、主食用のコメをエサ米として出すことが出来る(普通の収量のため)


これを、550㎏に引き上げる案が有力というもの。

これを、

兼業農家には厳しく、専業農家に有利にという解説だ。



あたりまえと言えばあたりまえでありまして。



そもそも、主食用のバリバリのコメをエサにまわすとは変でしょ。


しかも、8万円もらえるとは。


網下(くず米)混ぜて増量することだって出来る。

品種の検査ないし。


主食米の需給を厳しくして価格維持する政策だ。


これで、需要と供給のミスマットが起こり。



エサ米でなくとも、多収性のコメを作り、㎏単価を下げた玄米の方が売りやすいと思うが。


高く売れるコメを目指している産地が多い。


主食用でも一番需要があるのは割安なコメです。

ある、通販企業の人に聞けば、8割はそちらの需要だと。


高い米は一定の需要しかなく、そこを目指せば当然売れ残りも出るようになる。



兼業農家の平均年齢はご存じのようにどんどん上がり。


(これは、中小企業経営者の年齢も同じであります。)


だから、なにもしなくても経営体は集約されます。


変に補助金を出したりするから判断を迷うことになり。



専業農家に集約されて行くことは時代の流れであり当然のこと。



エサ米補助金のハードルを上げることも当然のこと。


ただ、官主導の政策に振り回されるのはごめんだ。


ここが難しいところでありまして。



自分の道は自分で判断し自分で決めることだ。


しっかり大地に足を付けて。

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