なんのことかって?
32型の最新型テレビの実売価格は3万から4万円。
日本メーカーは作れば作るほど赤字になる。
パナソニック、シャープやソニーといった代表的なメーカーが苦境に立たされている。
iPhoneの端末よりテレビの方がずっと安いのだ。
製造業というのは大量生産すればコスト(1台あたりの単価)が下がる。
生産のモジュール化が進み、自社の独自技術が無くともメーカーになれるという特殊な要因もあるようだ。
国内需要の内需と輸出による需要だが、記録的な円高により輸出は採算割れ。
韓国のウォンと円の関係でみれば一時の半分だ(円からウォンをみれば)
このまま推移すれば日本の代表的な上記のメーカーがテレビ生産から撤退という事態も現実味を帯びてきた。
大量生産によるコストダウン。
自社の利益だけを追求すれば、競合企業より安く販売してシェアを奪い、大量生産によるコストダウンを図る。
これを各社がやるので生産過剰になる。
国内需要だけをみれば地デジへの移行で特需が終わったという要因もある。
買う側は安ければよいと思うかも知れない。
いろいろな産業でこういう現象が起きているのではなかろうか?
供給側、売る側に立てば「値よくたくさん売りたい」と思い、
需要側、買う側に立てば「よいもの安く買いたい」と思う。
テレビの価格がいろいろな意味合いを突き付けているように思う。
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komikomi
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