市川稔の米(マイ)情報

網下問題

2014年(H26年)産のくず米相場暴落。

暴落というより値が付かないという表現が当たっているだろうか。

農家庭先では㎏10数円とか?

30kg400円?

一般にはあまり知られていないが、主食用のお米にする場合には収穫した稲を適正水分に調整し籾摺りして玄米にする。

玄米には粒の小さい未熟米などもあるので粒の大きさで選別します。


網の上を玄米が流れ、網の上を通過する米と網目から落ちる米に分かれます。

網目にはサイズがあります。

現在は1,85mmくらいが多いでしょうか。

Lサイズ1,9mm、LLサイズ1,95mmもあります。


中米というのは1,85mmと1,80mmの間に残った米を指したりします。

その場合1,8mm以下の網目(グレーダー)から落ちた米をくず米という。


くず米は選別して用途別に仕分けます。


米菓、味噌、焼酎、ビールなど。


ところが、2014年産は相場が安すぎて業者の採算が合いません。

運賃も出ない状況とか。

たった2年前2012年(H24年)にはくず米が㎏200円とか言ってました。


極端に言えば十分の一。


家畜のエサにする場合は㎏30円以下。


輸入の穀物相場に合わせなければならないので。


くず米業者(特定米穀という)はハイリスクハイリターンのビジネス。


これだけ乱高下が激しかったらやっていかれないところも多い。



農家も、網下の米がけっこう良いおこづかいになっていたけど今年はさっぱりですね。




米相場は一律ではなくなった



米価、米価、米価と言っている人には分からないだろうな。




農産物は立派な商品なのです。



商品力を高める



販売なくして生産なし


ということは?



顧客満足なくして販売生産はないということ



網下からみえることがありますね。

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