それも政府の官房長官という政府高官の発言だから驚く。
内閣総理大臣は減反政策のことには触れないが「米をもっと食べてくれれば自給率上がる」などとのんきなことを言っている。
高温多湿の日本。
雨量がヨーロッパの何倍も多い。
畑作には適していないのです。
山が多い日本は水田が適している。
米を作るにはどうしたらよいか?
ここで経営的な感覚を入れたら。
モノには原価と売値があります。
生産者価格という幻の値段を考慮しているからおかしくなると小生はみています。
流通に載せたら経費が掛かる。
農産物の原価と消費生活者が支払う値段とは何倍もの差があります。
それでみんなが食べているのだから仕方ありません。
もちろん合理的な流通でコストダウンして行くことは当然のことです。
小生が主張しているのは「モノの価格」の補填ではない。
価格維持政策というのは結果的に消費生活者に高いものを買ってもらうことになります。
ここのところが理解されていないようだ。
主たる職業を農業にしている人々の所得を補填するという発想に立てば「原価」で済むものを価格維持政策では「売価」で補償するようなものと思えばよいかな。
国際的な穀物価格高騰の要因と日本国内米価格の上昇とはまったく次元が異なる内容であって同じ土俵で論じることはできません。
販売価格が高騰して問題になっているのに日本では価格を高くさせようとしている矛盾を考えねばならない。
消費生活者は安く買えて作る生産者も収入がキチンとあるようにする。
問題の本質を考えてほしいね。
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hiroshi
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