市川稔の米(マイ)情報

米の生産・流通 全農編

5月の米の入札が行われ、安い部類の米(業界用語ではすそ物などと言われる)が値を上げました。

一般新潟コシ(BL)は相変わらず売れませんね。
価格を下げないので、他の米との間に格差が生まれています。

もう、あと数ヶ月で新米が出てきます。

今年は(も)天候不順で夏の天候を心配しています。

それにしても、価格の決め方というものは難しいものです。

今や、JAグループの米取り扱いは(集荷という意味)は生産量の半分弱です。

全農ホームページでの解説はこちら

一部をコピーすると


米穀事業の目標


新生全農米穀事業改革

 生産者手取りの最大化と生産者と消費者の懸け橋機能の発揮を目指し以下の取り組みについてとりすすめています。
■ 販売を起点とした生産・集荷
 実需者の要望(品質、価格等)に合った米づくりを産地に企画提案し、播種前や複数年での安定取引契約等を拡大します。
■ 流通コストの徹底した削減
 徹底的な流通コストの削減により、競争相手に負けない生産者手取りをめざします。このため、販売対策費を廃止するほか、運賃・保管料の引き下げなどの合理化を徹底します。
■ 販売力強化による手取確保
 JA全農およびパールライス会社が情報を共有し、価格政策も含めた販売戦略を一元化する仕組みを構築し、産地との調整をはかりながら、全国展開する大手量販店等への総合販売対応など実需者接近型事業を展開します。


これは、かなりのことを宣言していますね。

販売対策費の廃止(事件性もあったし、取引の透明性が求められている)

販売力強化による手取り確保
生産者への支払いを最大化するということは、現状の経費(1俵3千円を2千円に???)を下げる。
中間流通削減(具体的には卸会社をパスする???)

大手量販、外食など実需者と価格も含め数量契約を直接して行くという方針のようです。

一見、なるほど合理的とも思えますが実際はどうなのでしょうか。

モノと情報を一元化して中央で意思決定してゆく。
各地県本部に勝手なまねはさせない。

なんか、中央集権を高めるという時代に逆行するような・・・

小生の考えでは(?)ですねぇ~

商売というものは、人と人、会社と会社、さまざまな要因が絡み合って成り立っているものです。

従来の卸会社は怒らなくてはいけない。コケにされているわけだから。

生産面では、さまざまな支援特典がありますが、流通面ではほとんどありません。
集荷も、卸も小売もなにも区別はありません。

どの分野に自社を当てはめるか?
(ポジショニングの確立と云います)

全農改革も目を離せませんね。


米会社の仕入販売戦略も大きく変えていかないといけませんね。

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