もちろん、もっと奥深いことがたくさんあるでしょうが、簡略すればそんな意味合いでしょう。
この、村の神社を大切にしたいですね。
小生が生まれたところ、神奈川県海老名市。相模川が雄大に流れ、家の周辺は平らで、田んぼに囲まれていました。掘抜き井戸からは、地下水が吹き出ていました。
その、約50戸の純農村に、小さな神社があります。中野八幡宮という神社です。文献によれば、お祭りしてある神様は、応神天皇だそうです。
いつごろ、この神社が作られたかは、定かではありませんが、この地は大化の改新で田や畑の区画が決められたようです。
樹齢八百年と云われる銀杏の大木があり、子供の頃はよく遊びました。
小生の父は、大東亜戦争に召集された際も、この神社で村の人々に送られて行ったそうです。
その父は、ビルマインパール作戦の生き残りで、捕虜生活を経て、昭和21年6月に命からがら戻り、最初に行ったのも、この神社であったそうです。
ここで、飲んだ水が美味しかったこと、美味しかったことと、後で言っておりました。
その神社の西側の河川敷になっている畑のところに、高速道路が建設されます。
記録によれば、明治5年に52名の人々に土地登記されました。
その古い土地を縦断するように、高速道路ができるのです。ご存知のように、道路公団が土地を買い上げたわけです。
当然、お金が入りました。通常の民間取引ではありえない売買があったわけです。(河川敷の一部を買う会社、個人などない)(小生に入ったのではありません。念のため。)
小生が素晴らしいと思うのは、その金の一部を皆で寄付し、神社を建て替えようということになったことです。
いかにご先祖様が残してくれた土地とはいえ、お金に変われば、色は付いていません。
神社建て替えに寄付を集めるなど、なかなかできることではありません。
小さいですが、立派に新しい神社が出来ました。
まだまだ、日本も捨てたものでははありませんね
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