市川稔の米(マイ)情報

電気は買うから作るへ

3・11は国民の意識を変えた。

東電管内は特に。

ばかな計画停電をやってくれたおかげで人々に電気の有難さを再認識させた。

そういう意味では貢献大(笑)

人間にとって電気がふんだんに使える生活はつい最近のこと。

今でもふんだんに使えない国はたくさんある。

日本の電気の歴史は新しい。

昭和の初めは全国に800以上の発電会社があったそうだ。

戦争の機運が高まるにつれ統合し合理化した。

国策として電気を扱うようになる。

戦争に負けたがその体制は維持した。

それが戦後復興の推進力になったのは間違いない。

それはそれで時代的に意味があったのだと思う。

電力10社体制。

それが長く続けばどうなるか?

独占企業というのは競争がない。

関心事は社内の人事ということになります。

利権が生まれます。


小生は町田市環境審議会の委員をしています。

先日の会合で申し上げました。

環境に優しいとか、省エネルギー化とか、低炭素社会とか、二酸化炭素排出削減とかの文字が並びますが、どれも受動的というか受身の話しではないかと。

これからの社会は

「電気は買うもの」

から

「電気は作るもの」

に変えていかねばならないのではないかと。

地域自治体で、

それぞれの事業所で、

それぞれの家庭で電気を作る時代ではないか。

そのための後押しをするのが行政の仕事になるのではないか。

それも補助金を付ける、ばら撒くという短絡的な思考ではなく。

仕組みとして取り組む。

そういう発想が必要かと思う。

国民の意識は変わりました。

ここに成長産業、成長ビジネスも生まれる。

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