市川稔の米(マイ)情報

他の逆をやれ

人の気持ちというものは最近体験したことに引っ張られる。

お米の相場と在庫のこと。

業界新聞によると、

H25年産主食米相対契約数量ですが、12月末現在では前年同期比55%にとどまっているそうだ。

およそ半分というのは驚きですね。

ただ、この数字はまともには受けないでおこう。

24年産米の契約が進んでいた。

23年産米が期中に相場上昇したためと思われる。

25年産はその反動が出ておりまして。

高値の24年産の在庫を抱えた大手米卸はどこも在庫の差損問題で新米の契約どころの話しではない。

大手米卸は在庫米差損で赤字計上のところがほとんど。

前年産の在庫米を消化するのに手一杯。

家庭用向けでは複数原料米表示のコメは少ない。

業務用米とかに使用することになろうが、一般的に業務用米は単価低いのでブレンドするにも限界あるし。


記事によれば、12月末の民間在庫も多くなっていて、古米在庫は23万トンも多いとか。


玉が不足して困った後は在庫抱えたがるのでその逆になる。


高い古米を抱えて安い新米が買えないという笑えない結果になったわけだ。


もちろん、これは全体のことでありまして、個別の企業にはかなり開きがあります。


小生の会社では前年産の在庫は近年で一番少なかった。



価格も決められない

流通も決められない


その場対応しのぎの浮き草みたいなものですねぇ。


リスクが大きすぎて対応出来ない。


そんな声も上がっています。





流されないようにしないと・・・。




小生の会社でも立ち位置はっきりしっかりするために。


猛烈にマーケティングの勉強始めます。

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