市川稔の米(マイ)情報

業績の分かれ目

昨日、コーヒーの価格のことを少し書きました。


コーヒーの原価


コーヒーの売価



売価はコンビニコーヒーの100円から宮越屋珈琲の680円もある。

(100円でもコンビニは調達方法ややり方で利益率高い花形商品になった)


豆の原価はいくらも変わらないだろう。


売価は原価+コストで付けるのではなく、顧客からみた価値で付けることがよく分かります。


自分でコーヒーを淹れれば1せいぜい数十円。



今朝の日経の記事



小売業績二分化 セブン最高益 イオン大幅減益



セブン、最高益といってもイトーヨーカドーは営業赤字であり、利益の大半はセブンイレブンと金融事業だ。


イオンは総合スーパー事業は赤字。



簡単にいうと、



価格訴求は利益に結びつかず、



価値訴求の企業が伸ばした。



先日書いた、



ファストフードからクオリティフードへの転換



そういうことでしょう。


お値段以上ニトリ♪


そういうCM流していますが、お値段を少し上げてクオリティも少し上げて、年収が500~600万の層も取り込んだと言っておりました。


セブンイレブンは商品の半分くらいを地域によって変えると言っています。


大阪の人、関西の人が好むもの、


東北の人が好むもの、

九州でも北九州と南九州では醤油も違うし。


これをうまく推進出来たら更にセブンの一人勝ち、ダントツになると思う。



小生が何度も云ってますが、



量販店は安売り哲学で規模拡大しました。


メーカーの作る商品の価値(価格)を壊して店の価値を上げる手法です。


このやり方はすでに古典的なものになっています。


消費生活者は自分が価値を見出すものにしかお金を使わない。



要らないものはタダでくれるといっても迷惑なのだ



反面、



欲しいものはいくら出しても欲しい





日常のもの、


非日常のもの、


趣味のもの、



用途や使い方により少しずつ異なります。





弊社でやっている「おむすび事業」もそんな雰囲気が出てきました。



スーパーではおにぎり68円とかで販売したりする。


コンビニもしょっちゅう100円でセールやってます。


150円を超えるおむすび売るのは簡単ではありません。



ここがおもしろいところ。

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