市川稔の米(マイ)情報

精⽶年⽉⽇表⽰に関する基準の改正について

当ブログでも書いていますが


現行のお米の表示には矛盾点があり

お米は年1回しか収穫出来ない(ほとんど)

籾のまま、あるいは玄米を定温で保管して品質を保つ

玄米のまま食べる人もいますが、たいていは精米で白米、あるいは無洗米、分搗きなどにする

この場合、精米日を表示することが義務つけられている

玄米は調整すれば調整年月日

年月日

スーパーなどではお客様が精米日の新しいものを欲しがる

スーパー側でも一定期間過ぎると返品するところもあるようだ(値下げで対応しているところもある)

返品された米会社は主食用として再利用するのは難しい

もし、他の米とブレンドしたとしても、一番精米年月日古い日付にする必要もあるし、

砕米として安く転売するしかなくなってしまう


また、あるスーパーチェーンでは現在も当日精米日付の白米を納入するよう求めているそうだ


当然、小ロットになり配送頻度も増えコストアップになる


これが、今年4月から初旬、中旬、下旬という具合に10日ごと変えることでもOKとする


現行

精米年月日  原料玄米を精白した年月日
調整年月日  原料玄米を調整した年月日


改正後

精米時期 原料玄米を精白した年月旬または年月日
調整時期 原料玄米を調整した年月旬または年月日
輸入時期 玄米・精米を輸入した年月旬または年月日


表示はどちらでも構わないということに


通販なども倉庫で在庫して発送する場合は年月日だと在庫管理も大変

1日ごとにする意味合いはほとんどない


各社の取り組み方次第だが、


弊社で企画提案させていただいたある大手ECでは、センターに精米工場あり、

発送日当日精米をウリモノにして販売している


概ね好評だ


弊社の米販売はほぼ受注生産なので白米在庫はほぼ無い

発送日当日精米だ



それにしても、一般流通では年月日でなく初旬・中旬・下旬で十分だと思う



内閣府 第58回食品表示部会:消費者委員会

18ページをご覧ください

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