市川稔の米(マイ)情報

保護政策

食糧問題というものは実に難しいですね。

日本という国のカタチは極めて歪(いびつ)なものでしょう。

アジア、それも極東に位置している国が、世界のGNPの約15%を占める大国なのですから・・・。

しかし、日本人はそう思っていない人が多い。

世界の国を人口の順番に並べると、日本は第10位なのですが、日本人の感覚は、そう思っていないのでしょうね。

これから日本の人口は減りだすと言っても、まだ1億2千数百万人います。

カロリーベースでの食糧自給率は約40%位らしい。金額ベースにすれば70%だとか・・・。

米は日本の食糧の象徴であり文化でもあります。

そういう考えが強いので、今まで保護政策をとってきました。

そんなことはないよ、生産も流通も自由化されてきたではないか?

そんな声が聞こえてきそうですが、事実はまだまだ保護されています。

それは、輸入を制限していることです。

国際価格(なにをもって国際価格というのかはギモンもありますが)に比較すれば、日本の米の価格はべらぼうに高いのです。

もう、10年以上になります。

ガット、ウルグアイラウンド合意による、米も自由化を条件付きで受け入れる。

そのため、生産現場に6年間で、6兆100億円もの「対策費」がばら撒かれたのでした。

それで、日本農業、米農業は競争力を得たのでしょうか?
(米産地をまわると、いかにデタラメにばら撒かれたか、よーく解ります)

答えは残念ながら、NOです。

まだまだ、甘ちゃんです。

近い将来、米が関税化(何パーセントにするかが交渉)による自由化が進展するでしょう。

その時

に備える必要があると思っています。


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