パナソニック(元・松下電器)が国内でシェア伸ばしたのは系列販売店だった。
価格決定権もメーカーが握っていた。
今や、家電の国内市場は大手の寡占状態になりました。
大手だけで7割以上に達するという。
価格決定権も大手小売に移動した。
これではメーカーは厳しい。
そして小売では中小企業の出番は少ない。
外食産業はどうだろうか?
こちらは大手100社の合計でも2割ほどにしかならない。
最大手の日本マクドナルドでも2パーセントに過ぎない。
マーケット規模は最盛期30兆円と言われたが、今はデフレや消費減もあり24兆円くらいだそうだ。
中食マーケットも5,5兆円ほどあるそうだが総額は微減。
コンビニやスーパーの惣菜売り場という大手企業はあるが、この業界も戦国状態。
飲食業というものは参入障壁が低いので新たに始める人も多い。
一方でそれ以上に閉店・廃業が多い。
上場している大手企業がM&Aでほかのチェーンを買収するがなかなかうまくいかない。
なぜか?
それは、飲食業などサービス業は「人」で支えられ「人」のやる気で決まってしまう部分が大きいからだと思う。
本社の会議室で決定したことが現場で出来るかと言えばそれは難しい。
逆に言えばそれができる企業は圧倒的に強い。
会社の大きさイコール競争力ではないということ。
飲食業や中食業はそこに厳しさと面白さがあると思う。
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事