世界のコメ生産は約4億5千万トン。
1960年 1億5千万トン
1970年 2億1千万トン
1980年 2億7千万トン
1990年 3億5千万トン
2000年 4億トン
2010年 4億5千万トン
過去50年で3倍になった。
コメは国内での生産消費比率が高く貿易量は少ない。
7%弱の約3千万トンくらいしかない。
また、日本人がコメと思っているジャポニカ米、いわゆる短粒種は世界生産の1割強に過ぎない。
TPP参加しても短粒種生産している国はどこか?
ちなみに中国はTPP参加していない。
正確な情報で判断して欲しい。
日本は1960年がピーク。
ひとりあたり消費量が白米換算120kgあった。
団塊の世代がガキの頃。
食べものも貧しかった時代である。
1960年の人口は94,302万人
日本の人口ピーク1億2800万人弱。
3300万人弱も少ないのだ。
人口が3割以上増えて消費量が減った。
ひとりあたりは半分以下の60kg弱。
いっぽう、アジアの国々は、
最新数字で、
ベトナム 220kg
バングラデシュ 200kg
インドネシア 160kg
タイ 150kg
フィリピン 140kg
韓国 100kg
中国 100kg
インド 80kg
ほとんどは長粒種のインディカ米です。
コメ生産消費では中国とインドが人口圧倒的に多いので約半分占める。
上記の国々に日本を合わせると世界消費のおよそ8割になる。
コメは圧倒的にアジアで消費されている。
日本のコメは「ガラパゴス化」で独自の進化をしてきたと見るべきだろう。
(これが逆にウリモノになる)
日本は人口減と高齢化ということになる。
アジアの国々はまだ人口増加。
所得が上がれば美味しいもの食べるようになる。
「日本のこれから」
やることははっきりしますね。
国内だけ見て議論をしていては全体が見えなくなる。
日本のコメは減反しているのです。
生産を増やす政策が必要でしょう。
それには輸出です。
そのための後押しをするのが政治ではないでしょうか。
内向き発想を捨てよ。
赤字補填という発想から黒字化への道を示すべき。
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