日本は四季がはっきりしていて、四方は海に囲まれ、高い山があり、降雨量が多い。
山からは川が流れ、豊富なミネラルを含んだ水が海に注がれる。
だから、近海に小魚が集まり、小魚を求めて中魚も集まる。
美味しい近海魚を食べられるのは山のおかげなのだ。
豊富な水は稲作にも適している。
かつて、増産に次ぐ増産で1,300万トンくらい生産したこともある。
それが・・・
平成27年産では主食用の米は、およそ750万トンくらいまで減少。
生産調整始めて40年以上経つが、初めて達成したとか・・・
コメを家畜のエサにしてしまうという。
飼料用米の販売収入は7%に過ぎず、80%は水田活用の直接支払交付金(要するに補助金)だということだ。
一方、主食用のお米はブランド競争が激しく。
北海道や九州でも美味しいお米が作られるようになってきました。
かつて、北海道米というとまずい米の代名詞でしたが、今では新潟コシヒカリより高値で取引されたりします。
品種改良で北海道に合うお米が開発され、マーケティングもしっかり行い、宣伝にも力を入れました。
「ゆめぴりか」の成功がその代表例でしょう。
今や、日本中で美味しい米が収穫されます。
日本穀物検定協会というもっともらしい名前の団体があり、
そこが、お米のランキングみたいなことやっています。
産地と銘柄だけ。
サンプルのお米を集めて炊飯テストして、ランキングを付けます。
特A、A、A´、B、B´
こちらをご覧ください。
ランキング表
特Aのオンパレードです。
ちなみに、BとB´はありません。
特A、A、A´の3つだけです。
特Aが42もあります。
これって、特Aの意味ないと思います。
特Aでも価格差が大きいことみればよく分かります。
市場(マーケット)の評価ではなく、穀研のパネラーの評価です。
サンプルのお米はどこから集めたのですか?
サンプルによって食味は全然違いますからね。
だから、市場の評価は特Aだからといって高値で取引されるものではありません。
もちろん、地域の自然環境も大きな要素ではあります。
品種によっても変わります。
そして、
栽培方法、作り方によって全然違います。
だから、地域と品種だけで判断は出来ない。
ゆめぴりか、つや姫、青森の青天の霹靂(へきれき)などは特別な基準を設けています。
主業農家が作るコメ
兼業農家が作るコメ
小生は、最終的には「作る人」だと思う。
小生の会社では、いわゆる主業農家であって、それで生計を立てている農業者とお付き合いしています。
新品種の取り組みは生産者の皆さんにも取り組んで戴きたい。
小生の会社でも新品種の販売には積極的に取り組んで行きたいと考えています。
ダイヤモンドオンラインにこんな記事があったので今朝はこの話題にしました。
非コメどころの猛追で王者・新潟も逆襲へ
ブランド米戦国時代を制するのは?
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