市川稔の米(マイ)情報

激安にはわけがある(2)

軽井沢で起きたツアーバスの事故。

乗員2名と大学生12人が犠牲になった。

将来がある大学生が犠牲になったので痛ましい。

ご冥福をお祈りいたします。

なぜ、学生が多いかといえば、お金がないから安いところを探す。

安いにはワケがある。


原因はまだ特定出来ないが運転ミスの可能性高い。

国道18号碓井バイパス。

合わせて45のカーブがあるそうだ。

小生も走ったことあるが、こういう峠は大型バスが一番苦手なところ。

大型バスは重心が高い。乗客が高い位置にいるからだ。

重量も重たいので、下りはどんどんスピードが出てしまう。

ブレーキが焼けて効かなくなった場合に備えて緊急避難処(道路から外れて車ごと突っ込むところ)も設けられている。

それほど、下りは危険ということ。

ほとんどの乗客は寝ていた。

ロールがひどいので「ヤバいよ」と話していた人もいるようだ。

右に曲がり、続いて左カーブを曲がり切れないで横転しながら5mほどのがけ下へ。大きな木が天井を押しつぶした姿がなんとも痛ましい。

シートベルトしていない乗客も多いのでは。

かなりのスピードで突っ込んだと推定されます。


運転していたのは65歳になる人で、およそひと月前に採用されたという。

12メートルの大型バスの経験はほとんどないとのこと。

中型、近場で送迎などの経験があると報道されていた。

65歳で新規採用ということは正社員ではないですね。

どういう契約か分かりませんがアルバイトに近いのでは。


こういう商品は、旅行会社が企画して販売、バス会社はその仕事を請け負うというカタチ。

往復バスの運賃が法定基準の下限額264,000円を下回る約190,000円で請け負ったとされている。


バス会社は規制緩和で業者数が格段に増えました。

自前で顧客を作れないバス会社は請け負いになる。

すると、見積もり合わせということになります。

安値競争のスパイラルに。


深夜バスの料金は3倍から5倍くらい格差があるそうで。


大手企業、電鉄系などは新型車両も投入し運賃もそれなりに。

中小零細は、新車買えないから中古の大型バス改造したり。

管理体制もいい加減になっているところも多いのでしょう。


いわゆる、ブラックに近い小さなバス会社があるということだ。


キチンとやっているところが大半だと思うが、価格競争に巻き込まれ経営は大変でしょう。


数年前の関越道でのバス事故受けて規制強化したようだが。


行き過ぎた規制もどうかと思うが、このような事故が起こると業者も選別しないといけません。



激安にはワケがあると思わないといけません。




食品でもこういう旅行商品でも同じです。



事故報道まとめ

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事