市川稔の米(マイ)情報

30年産食味ランキングから

毎年この時期にプレスリリースしています。

ふだん、お米のことはあまり報道しないメディアもこの時はやるところ多い。


平成30年産は154の産地・品種を食味検査。




最上位を特A、次がA、そしてA´とランクされ、B、B´は該当なし。


複数産地のコシヒカリをブレンドしたコメを基準として、それと比較して評価を行うというもの。

特A 55


A 67


A´32



基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、おおむね
同等のものを「A'」


と、解説しています。


試料米については、


その産地及び品種が正確なことが最も重要であることから、30年
産米の供試試料の選定に当たっても、関係者の協力を得ながら、当該
品種の道府県内又は、地区内の代表的産地で生産され、かつ、当該品
種の特徴の明確なものを選定するよう特に留意しました。


と、しています。



ようするに、基準米(複数産地コシヒカリブレンド)と同等かそれ以上という評価。



食味検査した154の試料米はコシヒカリより食味が劣るものはないという結論。




小生はこの道の専門家としてすごく疑問に思っています。



あれだけ広い北海道は地域別はなくひとつ。

その食味が同じはずはありません。


宮城県も県南、県北、山手か海に近いかでかなり違いますがひとつだし。


秋田は大産地ですが、県北、中央、県南と3つに区分。



そもそも、その地域で品種が同じなら食味も同じかといえば全然違う。




試料米をどう調達するか?


そこがすごく問題。



当該団体もすべての評価ではないとしていて、以下の説明をしている。


米の食味ランキングは、主な産地品種銘柄について、当協会がその供試試料を食味試験した結果に基づいて評価するものであり、流通するすべてのお米を評価しているものではありません。

なお、第三者が当協会の確認を受けずに米の食味ランキングに関する情報を用いて行い、又は行っている一切の行為について、責任を負うことは出来ません。






作る人、作り方で食味は全然違って来ます。


乾燥調製でも違うし、選別でも違うし、精米でも違う・・・

炊飯でもかなり違う(この場合、炊飯方法は炊飯器含めて同じ)





ただ、傾向をみることは出来るでしょう。


平成元年からやっているので。


傾向として、西の米が食味向上したことは事実でしょう。


平成元年からの特A一覧表




小生の会社は特定の個人、団体と直接取引しています。



販売もECがメインなので、いわゆるレビューなどで直接評価いただく場合も多い。




これからも「個」と特定の「地域」そして作り方など評価して取り組んで行きたいと思っています。





一般財団法人 日本穀物検定協会



JIJI

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

市川 稔
目的・・・
ほんと、そもそもですね。

わたしもよく分かりません。

農水省にこんな回答がありました。

http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1803/03.html
まーさん
そもそもなぜ日本穀物検定協会は米の食味ランキングを行うのでしょうか?
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事