市川稔の米(マイ)情報

販売制限

とうとう、弊社の小売店でも販売制限することに

大消費地になるでしょう
東京は町田

近隣のスーパーマーケット、ドラッグストアなどいわゆる量販店からお米が消えて

弊社の店はいわゆる専門店でありまして

生産者直の顔の見える米

特別栽培米、農薬不使用米などを販売

SMやDSが安値で販売して時はかなりの価格差がありました
専門店でこだわりのお米を購入する人は全体の数%でしょうか

4月、5月、6月、7月と販売量が増えていました

8月に入り、お盆休みの後から様相が変わり

お店にお客様が押し寄せるようになりました

新米出揃うまでの分は確保していますが、余分にあるわけではありません

予定数に達してしまったのでやむなく直営小売店での販売を制限することにしました


小生、この業界で50年以上になりますが、これで3回目

1993年平成の大不作を受けて年間分の米が足りないということになり、
1994年春からタイ米など3割強制割り当てとなり、国産米求める消費者が専門店にも列を作りました

2011年3月の東日本大震災
物流が一時的に止まり
モノの流通に支障が出ました
あの時も小売店舗の前に長い長い行列が出来ました

私が並んでいる人に声掛けしました

お米は秋に収穫され、在庫はちゃんとあります。
今は物流が止まり、一時的なものです。
安心してください。

そのように声掛けしましたが、誰一人帰ろうとしませんでした


そして、2024年8月の今

新米出揃うまであとひと月くらい

そうなれば全国的にお米は収穫され在庫たっぷりになります

買いだめしないで必要な分だけにしてください


ただし、2024年産新米は値段が上がります

「走り相場」はべらぼうな値がついています

出揃えば少し落ち着くと思います


ただ、

2024年6月在庫が156万トンと通常よりかなり少ない
月平均玄米ベースで60万トン弱消費します

なので、今は新米を先食いすることになります

通常は前年の在庫を消化しながら新米に切り替えてゆきます

それが出来ないので2025年の7月8月は在庫少なくなることは容易に想像がつきます


小生は前々から云っていますが、

生産する人も注文もらっての受注生産

販売する人、会社も売り先決めて仕入も計画的に

長い取引、取り組みをするべきだと


農産物は工業製品と違います

お米のように一年に一作(例外除き)

種籾用意からすると2年前から準備です


欲しいものが欲しい時に欲しいだけ手に入ると思ったら大間違い


弊社としては更に安定調達、安定供給出来るよう努力してまいります




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