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農業経営
漁業経営
店舗を持つ
工場を建設する
ソフトを開発する
機械設備を導入する
ビルを建てる
倉庫を建てる
土地を購入する
事業を行うには資金が必要です。
中長期の資金
比較的短期的な資金
北海道のある農業者から聞いたこと。
米農家の資金繰り厳しい
秋に収穫するコメ。春の段階で農協に出すと契約すれば「前渡し金」が農業者に入る。
おおよその金額の6割程度かな。
それが生活費になる。
秋に収穫した時には残りのお金が入るがその額は少ない。(秋にもらうのは概算金とか仮払金というもの)
まして、今のような概算金が低い金額では年末の支払いが出来ない。
設備のローン、肥料農薬代、地代、人を雇っていれば人件費も。
個人経営の場合は生活費もそこから。
事業資金と生活費が一緒になっていれば目先の残高だけが頼り。
前渡し金というのは正確に言えば「貸付金」であり「借入金」です。
当然、利息が発生します。
赤字か黒字か分からない。
分かるのは目の前のお金。
農協は残高不足すれば貸し越しをします。
担保取ってあれば自動的に不足額を貸し越しする。
貸し越し限度額いっぱいになって初めて気が付く人もいるとか。
資金的に余裕が無いので「自分で売る」ということが出来ない農家が多いと言うのです。
(自分で売るなら前渡し金、概算金もないので資金が回らないということ)
これは農業者に限らず事業者なら同じ。
お金に色はないのでなんの資金か判別出来ないのだ。
設備投資は短くても5年。
10年、20年返済なら資金繰りは楽になる。
複式簿記を勉強しないと理解出来ません。
〇 貸借対照表(B/S)は、一定時点における企業の、財政状態を表す計算表
〇 損益計算書(P/L)は、一定期間の収益と費用を明らかにし、企業の経営成績を報告する計算表
まず、生活費と事業資金を分けるべき。
会社になっていれば「月次試算表」を作成すること。
決算や申告は1年単位。
1年に1度の決算数字見るというのでは取り返しつきません。
毎月BSとPLを出すようにする。
それには、日々の伝票整理が必要です。
自分でやるのが難しいようなら会計事務所に伝票持ち込んで入力してもらい管理を依頼することも出来ます。
在庫を毎月月末に棚卸する。
仕掛品や材料も。
小生の会社ではお米は報告義務もあるので月末だけでなく毎日棚卸しています。
重要なことは経営者は資金繰りをしっかり頭に叩き込んでおくこと。
設備資金と運転資金の違いを理解しておくこと。
今は金利安いので運転資金として借入をして手元資金を余裕持たせておくことも。
事業の行き詰まりとはなにか?
倒産とはなにか?
資金繰りが行き詰まった時のことを指します。
零細企業、中小企業、オーナー企業は特に資金繰りが大事です。
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