市川稔の米(マイ)情報

官製マーケット

ある県の同業者と話していて。


生産県なので、昔から周辺で収穫されたお米を集荷して販売もしています。

県内の業者が集まり取引会を行った。

いつもの十分の一くらいしか取引が成立しなかった。

コシヒカリもある価格を超えたら売れない。

B銘柄米は不足ぎみなので上昇していて、コシと1俵500円くらいしか変わらない。

これも買いが弱い。

業者としては、数をこなさないと商売にならない。


なぜ、玄米取引の米が少ないのか?


非主食用米に生産が移っているからです。


多くは「飼料米」ですね。


主食用米相場が安いので、飼料米作り補助金もらった方が「手取りが良い」という事態に。


28年産も多額の補助金用意して待っている(笑)


主食用米が足りなくなると相場は上がる。


相場上がれば飼料米作るより主食用米に。


そうなると困る(笑)


誰が困るのだろうね????



小生云うところの、



官製マーケット



であります。



生産調整、40年間なにをやっっても成功しなかった。


補助金で誘導したら達成した。


でも、これは面積が増えたら××になることは生産者の皆さんもよく分かっている。




緊急避難



そういうことで取り組まないといけません。




6次産業化などとおだてられ。


流通や小売、レストランまで。


多額の投資をして(補助金に目がくらみ)


出来てみればお客様は・・・


出来たのは借金のみ。


みたいな・・・



自分で全部やろうなんて、スーパーマンでなけりゃ出来ませんよ。



共同もダメですよ。


補助金出すから共同で。


役所のメニューはこれが好きなんだ。


共同でうまく行くなら経営者いらない。


みんなでというのは経済活動では極めて難しい。


ボランティア、イベント、祭り、学芸会とは違うのです。



結局のところ、



どこの誰と組むか


です。



大企業だっておかしくなれば、どこが支援するか、どこと組むかでしょう。



中小零細も同じ。


大企業と違うのは、オーナー同士ということ。



官製マーケットは緊急避難用です。

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