市川稔の米(マイ)情報

驚きの実態

売れない。

景気が悪い。

一般的にはそういう話が多いです。

小生は売れないのは景気が悪いのではない。

消費構造が変わったから

従来のやり方が通用しなくなった

そういう側面が大きいのではないかと思っています。

東北のある地域から来訪がありました。
若くして社長を引き継いでいます。

飯炊きビジネスを先代が始めました。

スーパーマーケットチェーンが得意先です。

白飯は店内炊飯が多くなりました。

注文が多いのは酢飯です。
おにぎりや巻物なども作っています。

酢飯でいえば一年で一番売れる日が変わってしまった。
東北では盆や正月に帰省する人が多いのでその時期が一番売れる。

それが、、、、、、

節分の日が一番になった。

例の「恵方巻」です。

なんと今年は5kg炊飯の釜換算で1000弱注文!

炊き上がりではゆうに10トンを超える。

強烈な出来事です。

これをみても消費構造が変わったということがよく分かります。

これが全国で行われているわけです。

国内米消費拡大は「恵方巻」を広めたところが大きく貢献している。

家庭内食事のことを「内食」といい、出かけて食べることを「外食」と呼んでいます。

米消費でいえば減り続けているのが家庭内消費。

外食にどんどん比率が変わりました。
ところが外食産業は毎年減り続けています。
猛烈な競争です。

そこに「中食」というものが登場しこれが伸び続けています。

ほか弁は一大チェーンになり定着しました。
コンビニの売り上げの3割はおにぎり、弁当などのFFでしょう。
スーパーマーケットは素材を売る比率が高いのですがこの「驚愕の実態」をみてわかる通り売れる内容が変わってきたのです。

価格が安い高いという次元でなく消費構造が変わってゆくのです。

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