なんと一般新潟コシヒカリ(BL)が玄米60kgあたり前回より2837円も上げて札入れたところがあるとか・・・・
なんじゃこれは。
1俵19609円!
誰が買うの売るの?
まったく話にもなにもなりませんね。
政府が34万トンもの新米をお買い上げ。
倉庫にしまってしまうから?
その内の4割を新潟と秋田の2県で占める。
わたしに言わせていただければ、
価格の決め方が根本的に狂ってる。
こんな価格、もちろん瞬間風速的な価格だが相場として一人歩きしてしまう。
だれも買えないよ。
一旦下がった販売価格が原料相場暴騰しまして・・・
それで卸売り小売の白米価格上げられますかいな。
この問題も、
そもそも論から始めないといけない。
国内コメ生産量800万トン(玄米)以上あり、そのうちJAなどが集荷したコメがどれほどあるのだろうか?
収穫した玄米を検査に出した数量を見ればわかる。
平成18年産の検査数量
平成19年産11月15日現在速報
水稲うるちでみると
H18 477万トン
H17 504万トン
H16 477万トン
H19も500以下でしょう。
検査を受けない米が300万トン以上もあるのですよ。
販売しているのと同じくらいでは???
ようするに、販売米というのは生産量の4割くらいにしか過ぎない。
農業生産額で米代占める割合が大きいのは北陸3県です。
水田に適した地域であり逆に言うと他の農産物が作りにくい。
小生は何度も言っていますが米問題は地域問題という側面が大きいのです。
北海道、東北、北陸で生産量の約50パーセントを占める。
ここが一番米問題が大きい。
価格は市場(マーケット)が最終決めるのであって価格をコントロールすることはすでに出来ない状態になっていることを知って欲しい。
300万農家のうち米価格が下落して食えなくなる農家がどれだけの数いるのでしょうか?
ほとんどが農業外収入で生活している「農家」でしょう。
困っているのは主たる職業を農業にしているところ。
そういうプロ農家を支援しなければいけないというのが小生の考えです。
プロ農家を支えるコストの方が価格維持政策よりずっと安くあがる。
(直接支援という意味)
価格維持政策の後には悲惨な状況が待っている。
米卸、米販売会社、米屋は支援してくれない。
これも大変な状況です。
これは別の機会に。
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