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市川稔の米(マイ)情報

危機に瀕する世界の米

世界の米を研究しているところがあります。3月14日、六本木にある「日本学術会議ビル」で開催されました。過去の推移、現状、これからの見通し。それはショッキングなものでした。

「世界のコメ学際研究グループ」代表を務めているのは、鳥取大学農学部教授、伊東正一先生です。

科学研究費により1991年から始まったそうです。当初は世界のジャポニカ米の現状と潜在性を、2000年まで研究していました。
2004年から再開し、今度は「世界におけるコメの消費拡大・普及戦略に関する学術的総合研究」を行っています。

このような地道な研究は、民間ではなかなか出来ませんので、すごく価値があると思います。

せっかくの、学術研究発表の場に、日本のJA関係や、販売業者の参加が少ないことが残念でした。

価値がわかってないなぁー。

前に当ブログでも書きましたが、消費減退は深刻な状況です。

先日、来日した、韓国のコメ関係者の視察団にも申し上げましたが、消費減退が最大の悩みです。

小生が驚いたのは、中国でも消費量が減り始めたという報告です。まだまだ、増えはしないが、減ることはないだろうと感じていたからでした。
なにせ、13億人が一人当たり、白米換算で年間100kg食べているのですから。1億3千万トンというとてつもない数字なので、1kg減るだけでも影響が大きいのです。

世界のコメの90パーセント近くはアジアなので、この国々は日本の技術は重要な要素であると思います。

人口増加は、アジアやアフリカで続きますが、食べる内容が変わってゆき、全体のコメの消費は増えないだろうという予測です。

小生が一番感じたことは、コメを国が管理していたら、消費は増えないと・・・。

コスト競争に打ち勝ち、商品開発にしのぎを削り、競争の中から、切磋琢磨する以外にないと・・。

コメはそれが欠けていたので、小麦製品や、他の食品に負けてしまうのです。


行政の役割とは、公平なルールを提示し、その中で自由に競争させることです。

米粉を使ったパンが少しづつ市場に出てきました。とっても良いことです。

日本人の民族酒である、日本酒の消費が下げ止りません。キチンと造った、吟醸酒や純米吟醸酒はとても美味しい酒で、世界にも誇れるものです。

しかし、高価なコメを30~50パーセントも削ってしまったら、高くなるのは当然です。

焼酎は、くず米で出来るし、泡盛はタイ米で造られるのです。これでは競争になりません。

日本酒用に使うコメは、主食用ではないのですから、特別に計らうべきです。

横流し規制を強化すれば可能だと思います。

水田で、コメ以外の作物作るのはナンセンスです。


これからの最大の問題は「コメの消費拡大です」


これは、民間業者の知恵やアイデア、取組む意欲にかかっています。

小生も少しでもお役に立てればと改めて感じたのであります。




価値あるホームページ

鳥取大学 伊東研究室 http://worldfood.muses.tottori-u.ac.jp/

研究の成果をホームページで発信してゆく。情報発信のあり方も劇的に変化していますね。

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コメント一覧

市川 稔
学術研究
taisaさん



まったく、その通りだと思います。



大学の役割も、このような研究を教授を中心に行い、学生も一緒に研究してゆく。



とても大切なことだと思います。



需要を開発するのは、民間の知恵や活力ですが、民間の力を引き出すお手伝いというか、過去の分析、あるいは、未来の予測。こういうものの情報を提供してゆくことは大切な役割であると思います。



伊東研究室のHPもお宝ものです。



taisa
学術研究
市川さん、こんばんは^^

伊東先生は、とても優秀な方だと聞き及びます。



学問の価値を認めない方々というのは、

少なからずいらっしゃるように思います。

「所詮、学問だ」とか、

「実業が大切だ」とか、



しかし、

学問を実業に応用することこそ、

優位性の高い実業につながるような気がします。



そういう意味では、「学問」はお宝ですね(^^)



おもしろそうなので、

さっそく、伊東先生のHPをのぞいてみます。





市川 稔
コメ消費拡大
おにぎ屋さん、熱のこもったコメント有難うございます。



あなたのような、地道に努力する方がコメ消費拡大を支えているのですね。



本当に有難いと思っています。



日本の良さは、これから世界中に徐々に広がって行くと思いますよ。



コメ消費拡大に向けて、お互いガンバリましょう!



民間の知恵とアイデアが地球を救います。

(チトおおげさか)







小さなおむすび屋
ごはん消費拡大
◆「ご飯の消費拡大は我々日本人や子孫にとってもとても大切」

★食糧自給率40%の日本→これでは砂漠と同じ。もっと、ごはんを食べよう。

それには、まずは子供からと思います(大人と違って意識を変えやすいから)。それには、学校給食改革=パン食からごはん食へ。★パン食には、トマト、レタス、きゅうり、じゃがいも、にんじんなどある程度限られたおかずしか合わない。ごはん食には、ごぼう、大根、旬の野菜など、色んな野菜が合う。

 ★学校給食について最近やっとごはん食が増えてきた。給食から、食を見直していけば良いと思う。

それと、

★お米がたくさん取れる日本なのに、朝食が多様化しすぎる。 

★ある国会議員が、「ファーストフードが日本食をだめにした」と発言したが、それは明らかに違う→戦後、給食でパン食を進めたから、ファーストフードを呼び込んだのだ。

現に昭和34年生まれの私が小学生の頃、給食にごはんは一度も出なかったのはなぜか。

20数年前のNHK特集のビデオの「食卓のかげの星条旗」というダイジェスト版を見ると、

昭和29年頃、アメリカのアイゼンハワー大統領が、ありあまる小麦の処理に困っていた。そこへ、広まりつつあった日本の完全給食制度を知り、「パンを給食に」と小麦を売り込んだ。そして、日本では米の栄養価を攻撃し、パンをすばらしいものと奨励していった。アメリカの戦略が見事にはまり、アメリカが日本の食生活を根本から変えてしまった(残念~)。

これからは余っている農産物をどうにかするために給食を変えるのではなく、子供の健康のために変えるのだ。

 ★子供(10歳くらいまで)は何を食べたいか知っている。質と量→子供は自分の適量がわかるので、途中で残す。       大人は別腹があるので、ついつい食べ過ぎてしまう。別腹と言いつつ、さみしさや何かを忘れたい気持ちから、ついつい食べてしまう



 ★子供は健康的である

・自分は動物だと知っているかのようにいつも動き回っているが、大人は植物のように動かない(運動不足)

 ★子供に偏食はない

・子供は自分をヒトだと認識してるので、体に必要なものしか食べない。ピーマンやにんじんが嫌いなのは、まだ体に必要じゃないから

 ★最近日本人にも、いろんな国や人種の人が増えてる。

 60%くらいブルガリア人がいる→ヨーグルト、乳酸菌好き。

 50%くらいチンパンジーがいる→フルーツばかり食べる(ビタミンC好き)

 70%くらいアリがいる→甘いもの大好き

最近は、イタリア人が増えてる→オリーブ油好き。

 ★いいものをちゃんと食べてると言う人がいるが、本当にそうか?

それは「便り」でわかること=毎日の便。 子供は偏食でも、きれいな色のいい便をする。しかも、くさくない 便秘することもほとんどない。◎100%優れた食生活(母乳を飲んでた頃)をしていた頃は、みんな便は黄色だった。

★ヒトは何を食べるのか?

生まれてから母乳→重湯→おかゆ→ごはん→そして、お味噌汁へ

 ★人間の体に必要なもの

 1.水・・・この事から、子供には、飲み物は水、麦茶、番茶が最適

 2.でんぷん・・・いも類、穀物



★食事の割合は、ごはん7割、副菜3割・7割のごはんをしっかり食べてれば、偏食ではない。   

★大人は寂しさから、甘いものに走りやすい   

★人間は、だんだんと食生活が赤ちゃんにもどる老人になると取ると、自然と消化のいい物を好む(おかゆなど) → 寝たきりになると、おもゆなど → そして点滴(水分)

 

★なんで、川や海が汚れたのか→パン食で、油脂の多い食事に変わったから。そもそもごはんと味噌汁と言う食生活なら、洗剤をなくても汚れが落ちる(実際昔は使っていなかった)

★添加物を心配しながら、なぜパンを食べるのか?つまり、甘い物やパンを全てやめろと言うのではない、基本のごはんをしっかり食べようと言うこと。

支離滅裂に沢山書かせて頂きました。まだまだ書きたいことが沢山ありますが・・・。

日本人はご飯です。

 



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