市川稔の米(マイ)情報

ブレンド米復活

たまにはお米の話しも


小生、米消費減退の原因のひとつに「3点セット」があると思っている

産地

年産

銘柄


この3つです


ある時期、1粒たりとも混ざってはいけない

魔女狩りみたいに抜き取り検査していた時もあった


精米年月日もそうだ

笑えないような本当の話し

午前0時より精米開始、日付が変わるから、その日付の精米商品を納品せよ

そういう小売りチェーンがあった

現在でもそれをやっているスーパーがあると昨日聞いた


米はほぼ年1作

収穫したコメを玄米か籾の状態で保管

日本国内は定温倉庫が充実しているので品質劣化は小さい

それを、年月日の精米日付けをするどれだけの理由があろうか

月の初旬、中旬、下旬くらいで十分だと思う


が、


小生の会社では白米在庫はほとんど無い

BtoBの場合、ほぼ受注生産だからだ


当日精米、当日出荷




店舗小売りでは玄米で販売、その場で精米して販売している


これも、精米年月日のことからそうした経緯がある


もう一つ、


単品銘柄至上主義が行き過ぎた

米は年1回収穫

新米が出回る時に前年産米がちょうど良く売り切れるなんて至難の業


小生の会社では契約栽培米、農家直取引がほとんどなので、予定数を出し、それを仕入れることになる

足りなければ「売れない」し

余れば在庫になる

基本、余る・・・

それをどうさばくかということもすごく重要なのだ



お米はブレンドの方が美味しいもの作れる



しかもコスト抑えて



小生の会社ではおむすび屋チェーンもやっており

姉妹店、FC店には専用の「おむすび米」を使ってもらっている

これは特別に栽培してもらっている「ベース」になるお米とブレンドしている

絶対、単品では出来ない味わいであり、おむすびにして美味しいごはんなのだ



これとは別に、実におもしろい米と出会い


これもブレンドして味を出している


単品3銘柄とブレンド米をあるチェーンで試食してもらった結果

ブレンド米が良いということになり採用された



この数十年、米といえば「コシヒカリ」がその王者でした


平均気温が上がり、その地位は揺らいでいる


新潟の平場では気温上がりすぎて高温障害が発生する頻度が上がり

2019年産では1等比率が2割くらいとか



高温障害に強い稲の開発、しかも食味が良い

米食味コンクールでもそういう米が上位に来るようになった



直播の米もかなり良くなりました


コストは苗作り、移植(田植え)する米より間違いなく下がる


(米作り作業の4割は苗作りと田植え)


そういう米を使い、特別な米とブレンドすることで単品では出来ない味を出す



それこそが米会社の役割の大切な部分ではないかと思うのだ



ブレンド米復活させます










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