市川稔の米(マイ)情報

伸びる分野減る分野 コメ編

コメ流通の再編・統合加速という囲い込みの記事が7月5日付け日経朝刊に出ていました。いわゆる米屋の業界団体、日本米穀小売商業組合連合会(日米連)によれば、2004年度末時点の会員数は8,183社で、前年に比べ15%減少した。(ちなみに弊社はもともと加盟していません)

減少は3年連続で、減少率は前々年が8%、前年は10%と年々拡大している。

街の米屋さんが、廃業しているということですね。

小生からみれば、コメ小売としての米屋はすでに淘汰は終わったと判断しています。

いわゆる従来の米卸が扱う米は国内生産量の三分の一近くまで落ち込んでいることがすべてを物語っています。

すっかり流通は変わったのです。


米屋で仕入を従来の米卸から買っているところは伸びていませんね。

そこには、まったく革新性が無いからです。

旧計画流通米がどんどん減って、旧計画外流通米が増えたのです。

簡単に言えばただそれだけのことです。

生産者(といっても大半は兼業農家)が作った米は直接販売が主力で、残った米を農協に出している。

小生からみれば、一番品質の悪い米が農協に集まるのです。(東北の米どころなどに一部例外はあります)

日本最大の精米工場は、全国18,000ヶ所とも云われている「コイン精米所」です。

推測では、国内生産の15%はコイン精米所で精米されています。

東京や横浜など、たんぼが全くない地域の方がコイン精米所の売上多いのです。(料金が産地の倍であること、数が少ないこともありますが)

弊社でも直営で4ヶ所「コイン精米所」を運営しています。ビックリするほど100円玉が集まります。

米屋の副業商売として一番よいのだけどねぇ~

伸びている米屋は、JA米でない米を主体に扱っているところです。

弊社では、取扱いの8割はJA米以外の米です。

また、昨日書いた電子商取引でも、BtoCで食品のインターネット通販の会社が弊社の得意先にありますが、それはそれは伸びています。

電卓のACボタンを押すように、自分のアタマをオールクリアにする必要がありますね。


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