市川稔の米(マイ)情報

総合スーパー解体の道

かつて、隆盛を誇った総合スーパー。


今、厳しい試練に立たされています。


ダイエーが始めたという日本型総合スーパー。

地下か1階に食料品売り場があり、2階以上は、衣料品や家電、おもちゃ売り場や、食堂まで揃えていた。

関西圏の私鉄沿線、関東圏の駅前、中部圏もそうだ。

ダイエー、ヨーカ堂、ユニー、ジャスコといった面々だ。

ダイエーはご存じの結果になり。

優等生と云われた、イトーヨーカ堂もグループのお荷物になっている。

ユニーはファミマとの経営統合を目指している。

傘下のコンビニ、サークル&ケイをファミマが欲しがっているからだ。

その際に、ユニーの存在が壁になっている。


ヨーカ堂 最大40店舗閉鎖検討 NHK


ユニーが不採算店舗閉鎖へ 中日新聞


いよいよ、閉鎖が現実のものになってきました。


小生は、



業態の寿命


だと思います。



高採算の衣料品売れない

店舗が古い


いろいろありますが、

専門店チェーンの台頭で総合スーパーは品揃えで負けてひとつひとつの売場に魅力が無くなった。



これからもっと厳しくなるでしょう。


ネットスーパーとかへんなことやっているのも足をひっぱる。

お客様が自分の足で店に行き、自分でピッキング(商品を選んでカゴに入れる)し、レジで精算して、自分で持ち帰る。

この一連の行動をネットスーパーは代行して、価格が同じなら経費が出るワケないでしょ???

他社がやってるからウチも。

これ、最悪です。




これからの最大の脅威はECです。


国内消費市場は約300兆円と言われています。

昨年、2014年のECにおけるBtoC市場は12,8兆円と経産省の統計。

2018年には20兆円に膨らむ。

将来的には全体の2割、60兆円になるだろうと予測されています。


市場そのものは増えない、逆に縮小して行きます。


流通が変化しているのです



そのことに気が付いていない人が多いことに驚く。



景気が悪い?


商店街がダメになった?


そういう問題とは異なるのです。

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