市川稔の米(マイ)情報

TPPと日本

ベトナムに行ったのでそこから日本の立ち位置も考えてみたい。

ベトナムもTPP交渉に参加しています。

一人あたりGDPは日本の二十分の一以下です。

(分母が小さいこともあるが5年で2倍になるという側面もあり)

メチャメチャ生産性の低い農業がGDPの2割を占める。

効率の悪い国有企業がメインという特殊性も。


コメは二期作。

手作業が主体です。

乗用車の関税は100%(200万のクルマなら400万になるという意)


日本国内でTPP交渉に対して農業団体が守れと主張していることとは問題が根本的に異なります。


投資の自由

貿易の自由


新興国の力はあまりに弱い。


GDPに占める農業の割合は先進国はたいてい1%からせいぜい2%でしょうか。



自国のこと、日本のことを外から見てみる必要があります。



自分のことは自分で分かりにくい。


外から、相手から自分がどう見られているか?



TPP交渉は自分の力ではどうにもならない。


自分は何をすべきか?


どう動けば良いか?





ものの見方の三原則というものがあります。



第一は、目先にとらわれず、長い目で見る。

第二は、物事の一面だけを見ないで、出来るだけ多面的、全面的に観察する。

第三は、枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察する。

とかく人間というものは、手っ取り早く安易にということが先に立って、そのために目先にとらわれたり、一面からしか判断しなかったり、或は枝葉末節にこだわったり、というようなことで、物事の本質を見失いがちであります。これでは本当の結論は出てきません。物事というものは、大きな問題、困難な問題ほど、やはり長い目で、多面的に、根本的に見てゆくことが大事でありまして、殊に人の上に立つ人ほど、これは心得なければならぬことであります。

安岡正篤『東洋思想十講』





目先ではなく長い目で

一面だけでなく多面的、全面的に

枝葉末節ではなく根本的に考察




ものの見方で思考が変わってきます。

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